欧州連合(EU)は12月18日、キエフへの外国からの軍事援助が減少傾向にある中、ウクライナへの継続的な財政支援で合意するための首脳会議を開催する計画を発表した。
ウクライナは砲弾不足と軍事援助の減少に直面している。 (出典:AP通信) |
12月18日、欧州理事会のシャルル・ミシェル議長は、ベルギーのアレクサンダー・デ・クロー首相と会談した後、欧州各国首脳は2024年2月1日にウクライナへの財政支援継続について再度合意するよう努めると述べ、加盟27カ国のうち26カ国が同じ見解を共有していると改めて強調した。
「27番目の加盟国を説得し、ウクライナに対する義務を尊重できるよう全会一致で合意に達することが、今回の首脳会談の出発点だ」と彼は述べた。
11月14〜15日にブリュッセル(ベルギー)で開催されたEU首脳会議において、ハンガリーのオルバーン首相は、ウクライナの国家機構維持のためキエフに最大170億ユーロの補助金と330億ユーロの融資を提供するという欧州委員会の提案に唯一反対した。
この提案は、欧州の長期予算のより広範な見直しの一環であり、EU加盟国全27カ国の同意が必要である。
先週、一部の政府首脳はハンガリーの拒否権を撤廃し、ウクライナ問題の解決策を26加盟国に委ねる可能性を示唆したが、ミシェル氏とデ・クロー氏は両者ともに、残された目標は全27加盟国との合意に達することだと強調した。
ロシアとウクライナの紛争の現場の状況について、12月18日、状況が膠着状態にあると考えるかとの質問に対し、ウクライナ軍司令官のヴァレリー・ザルジニー将軍は「いいえ」と答えた。
しかし、彼は問題の敏感さを理由に、キエフが冬季に反攻作戦を継続する可能性についてはコメントを拒否した。
一方、オレクサンドル・タルナフスキー准将は、ウクライナの最前線部隊は砲弾不足という「大きな問題」に直面しており、外国からの軍事援助削減の傾向によりキエフも一部の軍事活動を縮小せざるを得ないと述べた。
「弾薬、特に旧ソ連製の弾薬、122mm、152mm弾に問題がある。こうした問題は前線全体に広がっている」とタルナフスキー氏はロイター通信のインタビューで述べた。
また12月18日、ウクライナの声党の議員イナ・ソフスン氏は、ウクライナは女性を軍に動員する必要があるかもしれないと述べた。
UNIAN通信はソフスン議員の発言を引用し、「不人気な決定もあるだろう。女性を軍隊に動員するという手段に出ることも否定しない」と伝えた。
ソブスン氏はまた、動員すべき女性の対象グループやその他の関連する問題を決定する必要があると指摘した。
これに先立ち、人民の奉仕者党の議員マリアナ・ベズグラヤ氏は、登録と兵役に関する男女平等法案を準備中であると発表した。この法案は、医療分野だけでなく後方での労働に女性を動員するのに役立つだろう。
さらに、ベズグラヤ氏によれば、議員らは18歳以上の男女を対象に、戦術や医学の基礎知識、武器の取り扱いやドローンの操縦技術などを含む基礎複合兵器訓練を義務付けることを計画しているという。
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