出航準備中の船の屋根には国旗がはためいています。
私たちは早朝、クアンスオン県クアンタック村の漁師たちを訪問しました。海上で長い一日を過ごしたあと、魚やエビを満載した漁船が埠頭に到着し、漁師たちの話し声や笑い声、エンジンの音が聞こえる賑やかな雰囲気を目にすると、平和で幸せな田舎の雰囲気が伝わってきました。そして、それぞれの船の屋根の上で国旗が風になびいている姿は、私たちの祖国に対する変わらぬ愛と信念をより深く理解させてくれる印象的な光景です。
船の上で私たちと雑談していた、沿岸漁師特有の顔立ちをした日焼けした男性、クアンタック村ナム村の漁船TH90136の船長、トラン・ヴァン・バオさんはこう語った。「若い頃から海に出て、様々な漁場で海と向き合うという職業に就き、これまで30年以上海に携わってきました。国旗には神聖な思い出がたくさんあります。私にとって、黄色い星が描かれた赤い国旗は、いつも心の中に大切なイメージとして残っており、船に乗って海に出るときにも欠かせないものです。大海の真ん中で国旗を見ると、すべての疲れや困難が消え去ります。国旗はまた、私たち漁師を励まし、あらゆる嵐を乗り越え、海に寄り添って生計を立て、祖国の海と島々の神聖な主権を守ることに貢献する精神的な強さを与えてくれます。」
漁師たちは海へ出航するために漁具を準備しています。
船上で漁具の準備に忙しくしていたトラン・ヴァン・ガットさんは、立ち止まって私たちに詳しく話してくれました。「国旗はベトナム国民一人ひとりにとって神聖なシンボルであるだけでなく、海にこだわる漁師たちにとって、永遠の信念であり、この神聖な権利を守る責任を思い出させてくれるものです。私たちは本土から遠く離れ、愛する人たちからも遠く離れていますが、海の真ん中で孤独ではありません。何度も海に出航し、海にこだわって、時には危険や荒波に直面しながらも、船の屋根に誇らしげに翻る国旗を見ると、私たち漁師は心が温まり、信念と力が湧いてくるように感じます。本土や家族、愛する人たちを恋しく思う気持ちも和らぎます。」
すべてのベトナム国民は、黄色い星が描かれた赤い旗を常に誇りに思っています。なぜなら、それは何百万人もの戦死した英雄や殉教者の血で染まった、国家の独立と自由の神聖な象徴のイメージだからです。荒波の中、海で働く漁師にとって、船の一番高い位置に誇らしげに掲げられる黄色い星の付いた赤い旗は、常に神聖で高貴なシンボルです。
レ・スアン・ビン(寄稿者)
出典: https://baothanhhoa.vn/thieng-lieng-giua-trung-khoi-246597.htm
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