ガザでの停戦の発表に対して世界はどのように反応しましたか?

(CLO) 当局は停戦合意の発表を歓迎し、ガザへの人道支援の増強を求める。

仲介国カタールは、イスラエルとハマスがガザでの停戦と、イスラエル人人質とイスラエルの刑務所に収容されているパレスチナ人囚人の交換で合意に達したと発表した。停戦は1月19日に発効する。

ガザ停戦の発表に世界はどう反応したか？画像1 — 1月14日、ガザ地区で拘束されている人質の親族や支援者たちがエルサレムにあるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所の外に集まった。写真：GI/新華社

停戦合意の発表に対する世界各地からの主な反応をいくつか紹介します。

国連事務総長アントニオ・グテーレス

グテーレス氏は記者団に対し、国連は合意を支持し、「依然として苦しんでいる無数のパレスチナ人に対する持続的な人道支援の提供を拡大する」用意があると語った。

アメリカ合衆国大統領

「ガザでの戦争は間もなく終わり、人質はまもなく家族の元に帰れるようになるだろう」と、退任するジョー・バイデン米大統領はホワイトハウスで述べた。

「中東の人質については合意した。彼らは間もなく解放される。ありがとう！」と、ドナルド・トランプ次期米大統領は自身のソーシャルメディア・プラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」に書き込んだ。

トルコ外務大臣ハカン・フィダン

フィダン氏はアンカラで記者団に対し、停戦合意は地域の安定に向けた重要な一歩だと語った。同氏はまた、イスラエル・パレスチナ紛争の二国家解決に向けたトルコの努力は継続されるだろうと述べた。

カタール首相シェイク・モハメッド・ビン・アブドゥルラフマン・アル・サーニー

首相は停戦合意が発効する1月19日までガザ地区の平静を保つよう求めた。 Xへの投稿で同氏は、この合意は「前進に過ぎない」とし、「合意のすべての条項が実施され、平和が達成され、戦争に終止符が打たれるまで、我々は努力を続ける」と付け加えた。

エジプト大統領アブドルファッターハ・エルシーシ

Xへの投稿で、エルシーシ大統領はガザでの停戦を歓迎し、ガザへの人道支援を迅速に届けることの重要性を強調した。

イラン国会議長モハメド・バゲル・ガリバフ

ガリバフ氏はXへの投稿で、「勇敢なパレスチナ人の抵抗」が「シオニスト国家」の「戦略的目標」達成を阻止したと述べた。同氏は、世界は「犯罪政権を罰し」、「パレスチナの人々の傷を癒す」べきだと述べた。

サウジアラビア外務省

同省は「イスラエルのガザ攻撃を終わらせる」ことと「同地区とパレスチナおよびアラブの領土全体からイスラエル軍を完全に撤退させる」ことを約束するよう求めた。

アラブ首長国連邦外務大臣

シェイク・アブドラ・ビン・ザイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン氏は「イスラエルとハマスの双方がパレスチナ人囚人とイスラエル人人質の苦しみを終わらせるという約束を守ることが重要だ」と強調した。

パキスタン外務省

同省は声明を発表し、停戦合意の「即時かつ完全な履行」を求め、停戦が敵対行為の恒久的な停止につながることを期待すると表明した。「イスラエルの拡張主義計画は地域全体を不安定化させている」と声明は述べた。

イエメンのフーシ派勢力

「抑圧されたパレスチナ人に対するイスラエルの最も残忍な攻撃に直面したガザの歴史的かつ伝説的な回復力を私たちは称賛します」と同部隊の報道官モハメド・アブドゥルサラム氏は述べた。「パレスチナ占領を続けることで、（イスラエルは）この地域の安全と安定に対する脅威となります。」

南アフリカ

南アフリカは、「イスラエルによるガザへの15か月に及ぶ大量虐殺攻撃」を受けて、「パレスチナ人とイスラエル人双方の人権が保護され、促進されることを保証する公正かつ永続的な平和」を求めた。

欧州委員会委員長ウルズラ・フォン・デア・ライエン

フォンデアライエン氏は停戦合意のニュースを「温かく」歓迎した。「人質は愛する人たちと再会し、人道支援はガザの民間人に届くだろう」と彼女は語った。

ドイツ外務大臣アンナレーナ・ベアボック

「この数時間で、人質がようやく解放され、ガザでの死が終わるという希望が生まれている。責任者全員が今こそこの機会を逃さないよう努めるべきだ」とベアボック氏は語った。

英国首相キール・スターマー

「何カ月にもわたる悲惨な流血と数え切れないほどの命の喪失の後、これはイスラエル人とパレスチナ人が待ち望んでいたニュースだ」とスターマー氏は電子メールによる声明で述べた。

スペイン首相ペドロ・サンチェス

「この合意は、地域の安定を達成する上で極めて重要だ。二国家解決と国際法を尊重する公正な平和への道において、欠かせない一歩となる。」

オーストラリア首相アンソニー・アルバネーゼ

アルバネーゼ氏は、この合意が「イスラエルとパレスチナの人々にとって新たな章の始まりとなる」こと、そしてパレスチナの人々に「再建の機会」と「自決権を追求しつつ、切望されていた統治を改革する機会」を与えることへの期待を表明した。同氏は「ハマスはガザの将来の統治においていかなる役割も担わないだろう」と強調した。