ドナルド・トランプ前大統領の裁判の様子
ロイター通信によると、チュトカン判事は、米大統領が退任後は刑事訴追されないと結論付ける法的根拠はないと述べた。
「現職大統領にどのような免責特権が適用されようとも、米国には一度に一人の指導者しか存在できず、その地位が生涯の『刑務所からのフリーパス』を与えるものではない」とチュトカン判事は判決文に記した。
トランプ氏は刑事訴追を受ける初の元・現職米大統領であるため、チュトカン氏の判決は、米大統領が他の米国国民と同様に刑事訴追される可能性があることを米裁判所が確認した初のケースとなる。
2024年大統領選の共和党候補指名争いでトップを走るトランプ前大統領は、判決に対して即時抗告できる。また、最高裁の判決が必要となる可能性が高い控訴手続きにより、来年3月に予定されているトランプ氏の裁判は延期される可能性がある。
チュトカン判事の判決により、トランプ氏は2020年大統領選挙で投票集計プロセスに干渉し、米議会によるジョー・バイデン氏の勝利の認定を妨害しようとした罪で法廷に立たされる可能性に一歩近づいた。
トランプ前大統領が「お小遣い」訴訟で出廷
トランプ氏は無実を主張し、検察が自身の今後の選挙運動に損害を与えようと企んでいると非難した。
この訴訟は、トランプ氏が2024年の米国大統領選挙に立候補する中で直面する4件の刑事訴訟のうちの1つである。
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