リビア赤新月社の広報担当者は9月12日、9月11日に発生した嵐ダニエルによりリビア東部の2つのダムが決壊し、下流で深刻な洪水が発生し、約3,000人が死亡、約10,000人が行方不明になったと発表した。
リビア東部の恐ろしい洪水により数千人が死亡した。 (出典:NDTVワールド) |
嵐ダニエルは9月11日にリビア東部を襲い、ワディ・デルナ川の2つのダムが決壊し、デルナ川下流で深刻な洪水を引き起こした。
リビア赤新月社のタクフィク・シュクリ報道官は9月12日、深刻な洪水により3,000人近くが死亡し、約1万人が行方不明、2万人以上が避難を余儀なくされたと述べた。
地元当局によれば、洪水で市内の4分の1が水没し、今も多くの人が浸水地域に取り残されているという。多くの家屋が倒壊し、地域の病院や医療施設も完全に水没した。
首都トリポリでは、国民統一政府のアブドゥル・ハミド・ドベイバ首相が同日、最も被害の大きいデルナ地区に入るのは依然として困難であるものの、14トンの物資と医療スタッフを乗せた救援機がベンガジに向かい支援を行うと発表した。
救援活動を行うためにリビアへ派遣された国際赤十字・赤新月社連盟代表団の一員であるタメル・ラマダン氏は、洪水への対処は「政府、国家社会、リビア国民の能力を超えており、国際機関の支援が必要だ」と懸念している。
リビアの国民統一政府(GNU)のアブドゥルハミド・アル・ドベイバ議長は、医薬品、寝袋、その他の必需品を含む14トンの救援物資と医療スタッフ87人を乗せた飛行機が、洪水被害地域を支援するため東部の港湾都市ベンガジに向けて出発したと述べた。
リビアは、2011年のクーデターで指導者ムアマル・カダフィが倒されて以来、分裂状態が続いている。現在、この国には独自の軍隊を持つ二つの政府が存在します。両政府は、災害で亡くなった犠牲者を追悼するため3日間の追悼を行うと決定した。
[広告2]
ソース
コメント (0)