ブルームバーグの報道によると、英国が最近制裁を課した原油タンカー3隻がバルト海に集結しており、そのうち2隻はロシアのプリモルスク港とウスチ・ルガ港向けの積み込みプログラムに参加している。
ブルームバーグの報道によると、英国は6月13日、ロシアに対する広範な制裁を発表し、これらの船舶と化学・石油製品タンカーをブラックリストに掲載した。この制裁には、ロンドンとして初めて、数百隻のロシアの石油タンカーからなる「ダーク・フリート」とモスクワに拠点を置く大手保険会社を取り締まる試みも含まれている。
ロシアの石油輸送に使われた「ダーク・フリート」を追跡する人たちには知られているロボン号は、以前はトゥルバ号として知られていた。この船は昨年ブルームバーグのドキュメンタリーで取り上げられ、船舶間でロシア産石油を積み込む様子が撮影された。
この船は、その名が付けられて以来、ウスチ・ルガ港沖に停泊している。この船は、そこに停泊している他のロシアのタンカー3隻とともに、昨年12月と今年2月に米財務省から制裁を受けていた。これらの船舶は、西側諸国がロシアからの輸出に課している価格制限に違反して石油を輸送したとしてブラックリストに載せられて以来、貨物を積んでいない。
アフラマックスタンカー「ロボン」は、2024年6月13日に英国による制裁措置が発効し、ウスチ=ルガ港で積荷を積む予定。写真:TradeWinds
オーシャンAMZ号は、6月19日に入港したエストニアのタリン港に近い、西に約80マイル(129キロ)の海上に停泊している。この海域はバルト海諸港で積み込みを待つ石油タンカーが集まる人気の場所で、6月21日時点では他に8隻の船舶が停泊している。ブルームバーグが入手した船舶情報によると、オーシャンAMZ号はウスチ・ルガ港でウラル原油を積み込む予定だったが、船舶追跡データを見ると、その積み荷はアッシャー号に置き換えられたようだ。
3番目の原油タンカー「NSラグナ」はバルト海のゴットランド島を通過している。同船はウスチ・ルガにも向かっており、6月22日に入港している。船舶情報によると、同船は今月下旬にプリモルスク港からウラル原油を出荷する可能性のある船社として挙げられている。
さらに、化学製品/石油製品タンカー「カニス・パワー」は6月初旬からトルコのイスタンブール近郊のヤロヴァ造船所に停泊している。
以前米国が制裁していたロシアの石油取引に関与するタンカーは、正常な運航に苦戦している。しかし、このうち3隻は、米国のブラックリストに載せられてから数か月後の数週間で積荷を積み込んでおり、モスクワにとっては、自国の原油を市場に輸送するために頼っているタンカーに課せられた措置の有効性を試す最初の機会となっている。
ミン・ドゥック(ブルームバーグによると)
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出典: https://www.nguoiduatin.vn/tau-cho-dau-nga-bi-trung-phat-co-cum-o-bien-baltic-a669773.html
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