12月4日、米海軍の沿岸戦闘艦「ガブリエル・ギフォーズ」は、東海の南沙諸島のセカンド・トーマス礁付近で、史上初となる航行の自由作戦(FONOP)を実施した。
これは、11月15日のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の合間に行われたジョー・バイデン米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談後、10日以内に米海軍が東海で実施した2回目のFONOPとなる。
これに先立ち、ガブリエル・ギフォーズは11月23日に東海で海上協力活動を行ったほか、11月21日から23日までフィリピン軍との合同パトロールを実施した。
米第7艦隊の声明では、これは米側が何十年も行ってきた東海での通常の作戦だと述べた。これらの活動は、自由で開かれたインド太平洋地域を維持するという米国の決意を示すものである。一方、中国軍は直ちに声明を発表し、米国が中国の承認なしに自国の領海に侵入したことを非難した。
シンガポールの南洋理工大学S・ラジャラトナム国際問題学院傘下の戦略防衛研究所の専門家コリン・コー氏によると、セカンド・トーマス礁がFONOPの目的地として明確に言及されたのは今回が初めてだという。
一方、USNI Newsによると、フィリピンは12月4日、135人以上の中国海上民兵(CMM)が東海のセカンド・トーマス礁周辺に集結しているという声明を発表した。
カーン・ミン
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