2か月の交渉を経て、関係者は2024年3月に「黒海の商業船舶の安全を確保する」合意に達したと語っている。ウクライナは直接文書に署名しなかったが、当初はトルコのエルドアン大統領が予定通り3月30日に合意を発表することに同意していた。
しかし発表直前になって「ウクライナが突然撤退し、取引はキャンセルされた」と情報筋は語った。他の3人もこの事件を認めたが、キエフが背を向けた理由は不明だと述べた。ロシア、ウクライナ、トルコはこの事件についてまだコメントしていない。
2024年2月、黒海の巡視船に乗ったウクライナ軍兵士。
ロイター通信は、キエフの撤退前に当事者間で合意された合意内容を引用し、ロシアとウクライナは黒海の商船の安全を確保し、船が空であるか非軍事物資を積んでいる限り、攻撃や拿捕を行わないと約束すると伝えた。
「これらの保証は軍艦や軍事貨物を運ぶ民間船舶には適用されない(国際任務の枠組み内で当事者間で合意された海上輸送を除く)」と文書には記されている。
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トルコと国連は2022年7月に黒海穀物イニシアチブを仲介し、300万トンのウクライナの穀物を輸出するための安全な海上回廊の構築に貢献した。ロシアは、この協定により食料と肥料の輸出が著しく阻害されるとして、2023年7月に協定から撤退した。
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