ファルコン9ロケットが宇宙飛行士を国際宇宙ステーションへ運ぶ
AFP通信は5月22日、国際宇宙ステーション(ISS)に人を送る2回目の民間ミッションがフロリダ州(米国)で打ち上げられ、サウジアラビア人宇宙飛行士2名が初めて搭乗したと報じた。
乳がん研究者でもある宇宙飛行士のレイヤナ・バルナウィさんは、同じく元戦闘機パイロットのアリ・アルカルニさんとともに宇宙を旅した初のサウジアラビア人女性となった。
アクシオム2(Ax-2)ミッションは、現地時間午後5時37分、フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターからスペースXのファルコン9ロケットによって打ち上げられた。
このミッションには、ISSへの第4回飛行に参加した元NASA宇宙飛行士のペギー・ウィットソン氏と、パイロットとして参加した米国テネシー州出身の実業家ジョン・ショフナー氏も参加した。
「ファルコン9チームを信頼していただきありがとうございます。宇宙飛行を楽しんでください。ドラゴンに乗って素晴らしい旅を。無重力の世界へようこそ、ペギー」とスペースXの主任エンジニア、ビル・ガーステンマイヤー氏は打ち上げの数分後に乗組員に語った。
乗組員はISSに10日間滞在する予定です。
サウジアラビア人初の宇宙飛行士2人の写真
記者会見で、バルナウィさん(33歳)は、国際宇宙ステーションに飛行した初のサウジアラビア人女性宇宙飛行士となる栄誉を分かち合った。彼女は研究のほかに、帰国後にこの宇宙ステーションでの経験を子どもたちに伝える予定だ。
彼女の同胞で戦闘機パイロットのアル・カルニ(31歳)は、未知の世界を探索することに常に情熱を傾けており、星空を崇拝していると語ってくれた。
4人の宇宙飛行士からなるチームは、無重力状態での幹細胞の状態に関する実験を含む約20の実験をISSで実施する予定である。
ISSでは、ロシア人3人、アメリカ人3人、アラブ首長国連邦(UAE)の宇宙飛行士スルタン・アル・ネヤディ氏からなる乗組員と会う予定だ。
これは、NASAとAxiom Space(米国の民間宇宙企業)との協力によるISSへの2回目のミッションであり、最高数百万ドルの費用をかけて珍しい旅行を提供するものである。
アクシオム・スペースは2022年4月にISSへの初の民間ミッションを開始し、起業家3人と元宇宙飛行士のマイケル・ロペス・アレグリア氏をAx-1ミッションで軌道上で7日間過ごすよう送り込んだ。
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