グリーンランドの氷の融解は特に懸念される。なぜなら、この古代の氷床には、もし完全に融解すれば海面を少なくとも6メートル上昇させるだけの水が含まれているからだ。
グリーンランドの氷河。写真:ロイター
コペンハーゲン大学地球科学・天然資源管理学部の教授、アンダース・アンカー・ビョルク氏は、この地域の何千もの氷河を研究した結果、過去20年間で融解速度が新たな段階に入ったことが示されていると述べた。
「地球上で私たちが経験する気温と、氷河の融解速度の変化の間には、非常に明確な相関関係がある」とビョーク氏は語った。
科学者たちは衛星画像と20万枚の古い写真を使って過去130年間の氷河の成長を研究した結果、氷河は年間平均25メートル後退しており、約20年前は5~6メートルだったと結論付けた。
欧州連合の科学者らは今月初め、世界は産業革命以前の気温より1.2℃近く温暖化しており、2023年は「ほぼ確実に」過去12万5000年間で最も暖かい年になるだろうと述べた。
気温を下げるには、大気中の温室効果ガスを削減する世界的な取り組みが必要だと、オーフス大学気候研究所所長のヨルゲン・エイヴィンド・オルセン氏は述べた。 「氷河が今後もますます速いペースで溶け続けることに備えなければならないかもしれないと思う」と彼は語った。
チュン・キエン(ロイター通信による)
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