ハイサム国王はイランのエブラヒム・ライシ大統領と会談し、テヘランとエジプトの関係やイランの核開発計画などの問題について協議する予定だ。
オマーン国王ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード。 (出典:ロイター)
5月28日、オマーンのハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード国王がテヘランに到着し、外交関係や地域の安全保障などの問題に重点を置く予定の2日間のイラン訪問を開始した。
オマーンは長い間、イランと西側諸国を結ぶ架け橋としての役割を果たしてきた。マスカット氏はテヘランと数カ国の間で捕虜交換を仲介しており、直近ではベルギーとイランが拘束していた個人を解放する合意が5月26日に発表された。
オマーンは、2015年に調印されたイラン核合意の構築過程において、イランと米国の間の仲介国でもあった。
ハイサム国王はイランのエブラヒム・ライシ大統領と会談し、テヘランとエジプトの関係やイランの核開発計画などの問題について協議する予定だ。
訪問前、アシャルク・アル・アウサト紙はオマーンのサイイド・バドル・ハマド・アル・ブサイディ外相の発言を引用し、今回の訪問は地域および世界のさまざまな問題について建設的な調整と協議を求めることが目的であると述べた。
オマーンはハイサム国王の「歴史的な」イラン訪問が地域的にも国際的にも利益をもたらすと楽観視しているとブサイディ外相は述べた。
2022年、オマーンとイラン両国は、両国間の海上国境地域に2本のガスパイプラインを建設し、油田を開発する協定に署名した。
オマーンのONA通信社は、この合意は両国間のガスパイプライン建設とヘンガム油田の開発という2つのプロジェクトの実施に関係していると伝えた。
オマーンはイランと緊密な経済的、政治的関係を築いており、2015年にイランとP5+1諸国(米国、英国、フランス、ロシア、中国、ドイツを含む)の間で調印された核合意の交渉では、テヘランとワシントンの間の仲介役を務めた。
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