ケルマン市で2件の爆発事件が発生し100人以上が死亡した翌日、イランの最高指導者アリー・ハメネイ師は1月4日、爆発事件の背後にいる者たちに厳しい措置を取り、処罰すると誓った。
1月3日にイランで起きたテロ攻撃現場の一角。 (出典:AP通信) |
イラクでのイランのカセム・ソレイマニ将軍暗殺4周年を記念する式典の最中、ケルマン市の同将軍の記念碑で2回の爆発があり、少なくとも103人が死亡、211人が負傷した。
最高指導者ハメネイ師は「罪のない人々の血に染まった手と、彼らをこの誤算に導いた邪悪な心は、間違いなく相応の罰を受けることになるだろう」と宣言した。
イランのエブラヒム・ライシ大統領は、治安部隊と法執行機関がテロ攻撃の首謀者と実行者を見つけ出し、対処すると断言した。
「敵は、このような行為がイラン国民の固い決意を決して打ち砕くことはできないことを知るべきだ」とライシ大統領は声明で述べた。
ライシ氏は1月4日に予定されていたトルコ訪問をキャンセルした。
一方、イランのアフマド・ヴァヒディ内務大臣は、テヘランは血なまぐさいテロ攻撃の背後にいる者たちに対してすぐに「強力かつ断固たる対応」を開始すると述べた。
イラン・イスラム共和国ニュースネットワーク(IRINN)によると、1月3日、墓地近くのトンネルで約20分間隔で2回の爆発が発生した。
ヴァヒディ大臣は記者団に対し、死傷者の大半は2度目の爆発によるものだと述べた。
「敵は、このような行為がイラン国民の固い決意を決して打ち砕くことはできないことを知るべきだ」 - イラン大統領エブラヒム・ライシ |
イラン国立救急医療機構の広報担当者ババク・イェクタパラスト氏は、負傷者の多くは重体で、死者数はさらに増える可能性があると述べた。イラン政府は1月4日を犠牲者追悼の日と宣言した。
同日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長はテロ攻撃を強く非難した。
欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表もテヘランに哀悼の意を表し、「このテロ攻撃を最も強い言葉で非難し、イラン国民との連帯を表明した」と述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領もイランの指導者と犠牲者の家族に哀悼の意を表した。同指導者は、モスクワはあらゆる形態のテロを強く非難し、過激主義との妥協のない戦いに取り組んでいると強調した。
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