今週、中国・青島で開かれた西太平洋海軍フォーラムの期間中、中国軍高官らは米国およびロシア海軍高官らと個別に会談した。
中国人民解放軍海軍司令官胡忠明提督が中国山東省青島で西太平洋海軍フォーラムに出席した。 (出典:ロイター) |
北京での記者会見で、中国国防省の呉謙報道官は、中国海軍(人民解放軍)が米太平洋艦隊司令官およびロシア海軍司令官と「徹底的な意見交換」を行ったと述べた。
同氏は「人民解放軍は、情報交換を強化し、信頼関係を強化し、諸国間の海洋共同体構築という共通の未来に積極的な役割を果たすために、すべての国々と協力する用意がある」と断言した。
この会談は、ナンシー・ペロシ下院議長が2022年8月に台湾(中国)を訪問して以来、中国と米国の軍隊間の通信が途絶えていたが、徐々に正常に戻りつつあることを示す最新の兆候である。
地域の緊張が高まる中、日本、インド、英国、オーストラリアの関係者が参加するシンポジウムの一環として、フランス、チリ、カンボジアの海軍関係者の間でも会談が行われた。
先週、米国のロイド・オースティン国防長官は中国の董俊国防相と1年以上ぶりに電話会談を行った。
東アジア全域での軍事展開が増加する中、米軍当局は情報共有を強化し、不測の事態のリスクを減らすため、中国軍とのオープンなコミュニケーションチャンネルを維持するよう努めている、と同氏は述べた。
中国国防省報道官は、地域全体にわたる米国の戦略的外交、特に英国、オーストラリア、米国を含むAUKUS安全保障同盟への日本の参加に関する最近の議論に対する中国の懸念を改めて表明した。
「米国と日本は長い間軍事協力を強化しており、『中国の脅威』を口実に他国を標的とする小グループを形成してきた。これは国際社会にこの地域における同盟の性質をはっきりと認識させるだけだ」と彼は語った。
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