ミャンマーのメディアは、反政府勢力が小型無人機を使ってシャン州の駐車場に爆弾を投下し、約120台のトラックが炎上したと報じた。
「ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、タアン民族解放軍(TNLA)、人民防衛軍(PDF)の3勢力が、シャン州における物資の流れを遮断し、非軍事目標を攻撃することで地域の平和と安定を損なうために爆撃を実施した」とグローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー(GNLM)は11月24日に報じた。
GNLMによると、武装集団は11月23日の朝、ミャンマーと中国の国境にあるキンサンチョート国境ゲートにある会社の駐車場に小型無人航空機(UAV)を使って爆弾を投下した。爆弾が駐車場に駐車していた車両に当たり、車両から車両へと燃え広がり、火災が発生した。
GNLMは「MNDAA、TNLA、PDFグループの行動により、消費財、家電製品、衣類、建築資材を積んだ車両258台のうち約120台が火災で焼失した」と述べた。
11月23日、ミャンマーのキンサンチョート国境ゲート付近の駐車場で火災が発生した。写真: GNLM
反政府勢力グループの1つの報道官は、シャン州での車列への攻撃を否定した。この人物は、「民間人の利益を破壊する」ことを目的とした攻撃は行っていないと断言した。
ミャンマー政府軍と反政府勢力間の衝突は最近、両グループが軍事基地や警察署に対して協調攻撃を開始したことで激化している。ミャンマーの反政府勢力は同国北東部のいくつかの町や拠点を制圧した。
国連によれば、ミャンマーでは戦闘の激化により約200万人が避難を余儀なくされている。国連報道官は、アントニオ・グテーレス事務総長が「ミャンマーにおける紛争の激化を深く懸念している」と述べ、すべての当事者に民間人を保護するよう求めた。
ミャンマーのメディアは今週初め、シャン州で避難中の民間人を乗せた車両にロケット弾が命中し、少なくとも10人が死亡したと報じた。ミャンマー軍事政権と、その地域で活動する反政府勢力の報道官はともに、この攻撃を非難し、関与を否定した。
場所はシャン州。グラフィック: JWP
グエン・ティエン(ロイター通信、GNLM )
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