バジルにはSQDGと呼ばれる化合物が含まれており、コロナウイルスの「主要プロテアーゼ」と呼ばれるウイルス複製に重要な酵素の活性を強く阻害します。
日本の研究チームは、ホーリーバジルという植物にコロナウイルスの増殖を抑制する物質を発見したと発表し、研究者らは治療薬として使える天然化合物の開発を目指している。
鹿児島大学理学部の浜田敏之准教授らの研究チームは、この研究結果を日本薬理学会が発行する季刊学術誌「Journal of Natural Medicines」オンライン版に11月下旬に発表した。
発表によると、ホーリーバジルにはスルホキノボシルジアシルグリセロール(SQDG)と呼ばれる化合物が含まれており、コロナウイルスの「主要プロテアーゼ」と呼ばれるウイルス複製に重要な酵素の活性を強く阻害する。さらに、培養細胞を使った実験では感染を阻害する能力が確認されました。
浜田准教授らは2023年度から、鹿児島県南大隅町で栽培された無農薬のバジルに着目し、農産物を使った新型コロナウイルス感染症治療薬の開発に取り組んできた。
SARS-CoV-2を阻害する薬剤はすでに存在するが、天然物質の使用により、より安全な治療法の開発への道が開かれる可能性がある。
多くのウイルスは同じ「主要なプロテアーゼ」を共有しているため、研究者らはSQDGベースの薬は多くのコロナウイルスに対して効果がある可能性があると述べている。
しかし、SQDGは細胞への浸透率が低いと言われており、現状のままでは実用化には大量のバジルが必要となり、研究チームはこの課題の解決に取り組んでいます。
「比較的身近な農産物に治療薬開発の可能性を見出した。これは新たな地域産業の創出にもつながる可能性がある」と浜田准教授は述べた。
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出典: https://nhandan.vn/phat-hien-cay-huong-nhu-chua-chat-uc-che-su-phat-trien-cua-virus-sars-cov-2-post851952.html
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