ドイツ政府報道官は電話会談で、オラフ・ショルツ外相がロシアの指導者に対し、「公正かつ永続的な平和」への道を開くためにキエフとの交渉を開始するよう促したと述べた。ロシアとドイツの首脳が直接会談するのは2022年12月以来初めてとなる。
電話会談に応じ、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、今回の動きは「パンドラの箱」を開け、ロシアを孤立させ、ウクライナ紛争を「公正な平和」で終わらせようとする努力を損なうものだと述べた。
ウクライナ大統領とドイツ首相オーラフ・ショルツ。 (写真:ロイター)
「私の見解では、オラフ氏の訴えはパンドラの箱だ。今や別の対話、別の訴えが可能になる。これはまさにプーチン氏が長年望んでいたことだ。彼にとって、孤立を弱め、何の成果にもつながらない正常な交渉を行うことが極めて重要だ」とゼレンスキー氏は述べた。
キエフは、モスクワは誠意を持って紛争終結を交渉する用意がなく、将来のロシアの攻撃を抑止するためには、停戦の前にウクライナは強力な安全保障を確保する必要があると強調した。
ベルリンはキエフの主要な財政支援国であり、米国に次ぐウクライナ第2位の武器供給国である。しかし、最近の米国大統領選挙におけるドナルド・トランプ氏の勝利は、ウクライナ紛争における米国の対ウクライナ支援の将来について不確実性を生み出している。トランプ大統領はウクライナ戦争を速やかに終結させると誓っているが、その方法については明言しておらず、欧州では米国がキエフへの重要な援助を打ち切る可能性があるとの懸念が生じている。
また、ショルツ氏はプーチン大統領との1時間に及ぶ電話会談で、ロシアに対しウクライナからの軍撤退を求め、ドイツがウクライナを継続的に支援することを再確認した。
クレムリンによれば、ロシア大統領は、紛争を終結させるためのいかなる合意もロシアの安全保障上の利益を考慮し、「新たな領土の現実」を反映したものでなければならないと断言した。
さらにプーチン大統領は、ウクライナはNATO軍事同盟への加盟の野望を放棄し、ロシア軍が支配する4つの地域から軍隊を撤退させなければならないと強調した。クレムリンは電話会談の雰囲気を「極めて前向き」と評した。
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出典: https://vtcnews.vn/ong-zelensky-chi-trich-cuoc-goi-giua-thu-tuong-duc-va-ong-putin-ar907755.html
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