ワシントンポスト紙によると、この電話会議は米国大統領選挙の2日後の11月7日に行われた。米紙筋によると、トランプ氏はフロリダ州のリゾート「マール・ア・ラゴ」からの電話でプーチン大統領に対し、紛争をエスカレートさせないよう促し、欧州における米軍の大規模な駐留をロシアの指導者に改めて伝えた。
プーチン大統領とトランプ大統領は、ダナンで開催された2017年APEC会議の傍らで会談した。
さらに、両者は欧州大陸の平和という目標についても協議し、トランプ氏はウクライナ紛争の早期解決について今後さらに協議したいと考えている。
トランプ氏は選挙運動中、ウクライナ紛争を速やかに終結させると宣言したが、計画については明らかにしなかった。ワシントンポスト紙によると、次期大統領はロシアがウクライナの一部を保持することを認める取引を支持することについて非公式に話し合っており、プーチン大統領との電話会談でも領土問題について簡単に言及した。さらに、ウクライナ当局もこの呼びかけについて知らされていたが、異議を唱えなかった。
米国とロシアはワシントンポストの記事についてコメントしていない。ロイター通信によると、トランプ氏の報道官スティーブン・チャン氏は、次期大統領と世界の指導者との非公式な電話会談についてコメントを控えた。
プーチン大統領は最近ソチで開かれた会議で、トランプ氏の再選を祝福し、アメリカのパートナーに電話する準備は完全にできていると述べた。
その後まもなく、トランプ氏はNBCニュースのインタビューで、世界の首脳約70人から電話を受けたが、その中にプーチン大統領はいなかったと語った。しかし、次期大統領は、両者は近いうちに協議すると述べた。
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