2021年にスコットランドで開催された国連気候サミットCOP26に出席したジョン・ケリー氏(写真:ニューヨーク・タイムズ)。
ケリー氏はジョー・バイデン大統領政権下で米国の気候変動外交を3年間指揮した後、その職を退く予定だと、多くの米通信社が報じた。
この事件を最初に報じたのはAxiosだった。ニューヨーク・タイムズ紙は、米国務省がケリー氏の辞任計画を確認したと報じた。ホワイトハウスはコメントしていない。
ケリー氏はホワイトハウスを去った後、第46代米国大統領の地球温暖化対策の取り組みを宣伝することでバイデン氏の選挙運動を支援する予定だ。
事情に詳しい複数の当局者によると、ケリー氏はバイデン氏とその部下に対し、それぞれ1月10日と1月13日に辞意を伝えたという。
関係者によると、トランプ大統領は1月に世界経済フォーラム(WEF)に出席する予定で、2月のミュンヘン安全保障会議にも出席する予定だという。
元国務長官で民主党大統領候補だった80歳のケリー氏は、3回の国際気候サミット(COP)で米国の交渉を主導してきた。直近ではドバイで開催されたCOP28である。
ジョン・ケリー氏は、米国と中国の間の国際的な気候変動交渉の再開に特に注目し、COP28の前に両国間の多分野にわたる気候変動協定である2023年11月のサニーランズ協定の交渉で中心的役割を果たした。
ケリー氏はバイデン政権に加わるずっと前から気候問題に取り組んでいた。彼は外務大臣として、気候変動の悪影響に対処するために2015年に約200カ国が採択したパリ協定の交渉に貢献した。
ケリー氏と故ジョン・マケイン上院議員はともにベトナム戦争退役軍人であり、ベトナムと米国の関係正常化を推進する活動家となった。
[広告2]
ソース
コメント (0)