北大西洋条約機構(NATO)は6月26日、10月1日付で退任するオランダのマーク・ルッテ首相をイエンス・ストルテンベルグ氏の後任として事務総長に正式に任命した。
DWによると、NATO事務総長へのマルク・ルッテ氏の任命は先週決定され、唯一のライバルであったルーマニアのクラウス・ヨハニス大統領が選挙から撤退した。退任するストルテンベルグ事務総長はルッテ氏を「真の大西洋横断主義者、強力な指導者、そして合意形成者」と称賛した。
新NATO事務局長は、7月9日から11日までワシントンDC(米国)で開催される同組織の首脳会議で正式に歓迎される予定。
新事務総長マーク・ルッテ氏の主な任務は、NATO加盟32カ国間の対立する利害を調整し、組織が統一された発言を行えるようにすることだ。アナリストによれば、ルッテ氏は「危機管理に成功した人物」だという。長い間、多くのオランダ国民は、多くの欧州諸国の変化にもかかわらず、金融危機と新型コロナウイルス感染症のパンデミックの間、ルッテ首相が維持した政治的安定に満足していた。
しかし、新NATO事務総長は、ドナルド・トランプ氏がホワイトハウスに戻り、再びNATOに目を向ける可能性に備えなければならないだろう。トランプ氏は2016年から2020年までの米国大統領在任中、NATO加盟国に対しGDP比率に応じた拠出を求めた。両国の関係は比較的良好であるにもかかわらず、ルッテ首相は貿易国家の指導者として、トランプ大統領の保護主義的な経済政策に激しく反対している。
トランプ大統領とは異なり、ルッテ首相はウクライナへの武器供与を支持しており、オランダ軍の大砲や戦闘機の提供まで行っている。しかし、オランダ軍自体はルッテ氏の13年間の政権期間中に予算不足に悩まされてきた。オランダは2024年に初めて、NATOの支出目標に沿ってGDPの2%を防衛費に費やすことになる。
カーン・ミン
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出典: https://www.sggp.org.vn/nhung-thach-thuc-moi-cua-tan-tong-thu-ky-nato-post746411.html
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