2023年は中国にとってここ数十年で最も成長が鈍化する年となる可能性がある。 (出典:チャイナデイリー) |
原因は不動産部門の危機、消費者活動の低迷、世界的な不確実性だ。
AFP通信とのインタビューで、10人の専門家グループは、中国の国内総生産(GDP)は2023年に5.2%成長し、新型コロナウイルス感染症のパンデミック期間を除くと1990年以来の最低水準になると予測した。
この成長率は、パンデミックによる制限により事業活動が妨げられた2022年の3%から加速している。
中国政府はこれらの措置を解除した後、2023年に5%程度の経済成長の目標を設定した。当初、通常の生活に戻ったことで年初は回復の勢いが生まれたが、家計や企業の信頼感の低下が消費に影を落とし、回復はすぐに勢いを失った。
さらに、不動産部門の長期にわたる危機、記録的な高水準の若者の失業率、世界経済の減速も、世界第2位の経済大国の成長の勢いを弱めている。
景気回復が不均一な中、消費者がレストランや観光地に戻ってきており、サービス業は恩恵を受けている。しかし、支出額は新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生する前の2019年に比べると依然として低い。
経済におけるもう一つの珍しい明るい兆しは、国が補助金を出している自動車部門だ。電動化の波はBYDのような国内自動車メーカーを後押しし、BYDは昨年第4四半期に大手テスラを抜いて世界で最も売れている電気自動車メーカーとなった。
ラボバンクのアナリスト、テウウェ・メヴィッセン氏は、上記の課題は2024年も続くだろうと警告した。
世界銀行(WB)は、中国の経済成長は今年4.5%に減速すると予想していると発表した。
一方、 AFP通信の調査では専門家らは平均4.7%の予測を示した。中国は来年3月に新たな成長目標を発表する予定だ。
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