JAXAのライブ配信では、H3ロケットが東京時間午前9時22分に打ち上げに成功し、エンジンが正常に作動して軌道に乗っていると発表された後、南日本の種子島宇宙センターで科学者たちが拍手したり抱き合ったりして祝う様子が映し出された。
JAXAは、試験衛星1基と超小型機能衛星2基を搭載し、H3ロケットの打ち上げに成功し、軌道に投入されたと発表した。
2024年2月17日、鹿児島県南西部の種子島にある種子島宇宙センターの発射台からH3ロケットが打ち上げられた。写真:共同通信
新世代H3ロケットの打ち上げ成功は、先月SLIM月着陸船が月面への正確な着陸を達成して以来、宇宙航空研究開発機構(JAXA)にとって2度連続の勝利となった。
宇宙打ち上げに関しては比較的小規模な国である日本は、中国との競争において同盟国米国と協力しながら、衛星計画の復活を目指している。
「これは良い兆候だ」と東京理科大学の小笠原耕教授は語った。 「プログラムが目標を達成するまでにはしばらく時間がかかりましたが、今回の開始により、世界中からの要望に応えられるようになります。」
H3ロケットは20年前のH-IIAロケットに代わるものだ。 JAXAと主契約者である三菱重工業は、コストの低減と搭載能力の増大により世界中の顧客を引き付けられることを期待している。
昨年3月に行われたH3の初飛行は、第2段エンジンが点火しなかったため、地上管制官が打ち上げ14分後にロケットを破壊し、失敗に終わった。 JAXAは10月までに3件の電気系統の故障の可能性を指摘したが、直接的な原因は特定していなかった。
H3ロケットは長さ63メートルで、6.5トンの積荷を宇宙に運ぶように設計されています。構造や電子機器を簡素化することで、H3ロケットの打ち上げコストは1回あたり50億円(3,300万ドル)まで削減され、H-IIAロケットの1回あたりの打ち上げコスト約100億円を大幅に下回ることになった。
日本は2030年までにH3ロケットで約20機の衛星と探査機を打ち上げる計画だ。H3は2025年に日印共同のLUPEXプロジェクト用の月探査機と、将来の米国主導のアルテミス月探査計画用の貨物宇宙船を運ぶ予定だ。
スペースXの再利用可能なファルコン9ロケットや今年試験されているいくつかの新しいロケットなど、手頃な価格の商用ロケットの登場により、衛星打ち上げの需要は急増している。
ホアイ・フオン氏(ロイター通信による)
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