北朝鮮は初の軍事衛星を完成させ、金正恩委員長が打ち上げの最終準備を承認したと発表した。国営通信社KCNAによると、金委員長は5月初めに軍事衛星施設を視察した。
東京にある自衛隊の兵士とパトリオット高性能ミサイル3(PAC-3)システム。写真:ロイター
これは、北朝鮮による、新型固体燃料大陸間弾道ミサイルを含む、ここ数カ月の一連のミサイル発射と兵器実験に続く、最新の動きとなる。
日本の防衛省報道官は、北朝鮮が2016年と同様に日本の南西諸島上空に向けて衛星搭載ミサイルを発射すると予想していると述べた。
アナリストらによると、この新しい衛星は、戦時における標的攻撃能力の向上を目的としたドローンを含む監視技術プログラムの一部だという。
防衛省は声明で「我が国の領域に落下したことが確認された弾道ミサイル等については、破壊するための措置を講じる」と述べた。
日本は、北朝鮮のミサイルを破壊するためにスタンダードミサイル3(SM-3)またはパトリオットPAC-3ミサイルを使用する予定である。
岸田文雄首相は記者団に対し、北朝鮮によるいかなるミサイル発射も国連安全保障理事会決議の重大な違反となるだろうと語った。
「北朝鮮に対し、さらなるミサイル発射を控えるよう強く求める」と北朝鮮の事務所はツイッターに投稿し、米国、韓国など同盟国と協力すると付け加えた。
韓国は日本に同調し、北朝鮮に対し衛星打ち上げ計画の中止を求めた。韓国外務省報道官は声明で「北朝鮮がミサイル発射計画を撤回するよう求めるなら、代償を支払わなければならず、損失を被ることになるだろう」と述べた。
同省は、韓国のキム・ガン朝鮮半島平和・安全保障担当特別代表が日本と米国の特別代表と三者電話会談を行ったと付け加えた。
2018年4月、日本は宇宙の目標を攻撃できるSM-3迎撃ミサイルを搭載した駆逐艦を東シナ海に派遣し、より地表に近い目標を攻撃するように設計された地上配備型のPAC-3ミサイルを沖縄諸島に派遣した。
北朝鮮が日本の海上保安庁にこの計画を伝えたことを受け、松野博一官房長官は定例記者会見で「衛星が我が国の領土上空を通過する可能性があることは政府として承知している」と述べた。
ホアン・アン(ロイター通信による)
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