ロシアのSu-57航空機がミサイル発射の練習をしている。 (出典:TASS) |
これは、ロシアの雑誌「祖国の兵器廠」に掲載された記事の中で、設計・製造会社「ヴィンペルNPO」の代表者によって発表された。
「ロシアの第5世代空対空ミサイルの開発は、米国の同様の成果より5~10年先行し、工業生産の段階に達したと言える」と記事は述べている。
著者らは、米国とは異なり、ロシアでは第5世代空対空ミサイルの開発と試験が非常に短期間で行われ、ロシア軍への配備準備の段階に入っていると指摘している。
開発者によれば、RVV-MD2は第5世代戦闘機Su-57の胴体内部に搭載できるという。
雑誌「祖国の兵器廠」編集長で軍事専門家のヴィクトル・ムラホフスキー氏がスプートニクに語ったところによると、RVV-MD2は「慣性制御システムを採用した初の短距離ミサイルであり、自動モードで飛行中にミサイルを制御し安定させるよう設計されている」という。
慣性制御システムは、外部からの指示や信号を必要とせずに、空間内の座標を自動的に決定する機能を備えています。
さらにムラホフスキー氏は、RVV-MD2には無線目標誘導装置が装備されており、航空機から直接目標の座標を特定できるため、敵機を撃墜する確率が高まると指摘した。
ムラホフスキー氏は、新型ミサイルには以前のバージョンに比べてもう一つの利点がある、それは妨害電波に対する耐性を向上させる多要素赤外線シーカーだと述べた。
同氏によれば、新型ミサイルはあらゆる角度、特に後方半球の目標を攻撃できる。つまり、RVV-MD2は前方に発射され、空中で方向転換してSu-57航空機の背後にある敵目標を攻撃するのだ。
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