「ロシアの平和維持軍の人員、武器、装備の撤退手続きは6月12日に完了した」とAFPはアゼルバイジャン国防省からの情報を引用して伝えた。
撤退プロセスはロシアのウラジーミル・プーチン大統領とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領の合意により4月に始まった。アゼルバイジャン軍は2023年9月の攻撃を受けてアルメニア分離主義者からこの地域を奪取した。
ナゴルノ・カラバフ地域のロシア軍兵士と装甲車両
2020年に勃発したアルメニアとアゼルバイジャンの紛争では数千人が死亡した。エレベンとバクーは2020年11月、ロシアの仲介による停戦協定に署名することで合意した。この協定に基づき、モスクワは停戦を監視するために約2,000人の平和維持軍をナゴルノ・カラバフに派遣することになる。当初の計画ではロシア軍は2025年までこの地域に駐留する予定だったが、ウクライナ紛争によりモスクワは予定より早く軍を撤退させたとみられる。
ナゴルノ・カラバフ地域は、住民の大半がアルメニア人であるにもかかわらず、国際的にはアゼルバイジャンの一部として認められている。この地域は30年近く親アルメニア分離主義者によって支配されてきた。
アルメニアとアゼルバイジャンの紛争は、エレバンとモスクワの長年にわたる同盟関係に緊張をもたらしており、アルメニアはクレムリンがアゼルバイジャンからの安全保障上の脅威から国を守れなかったと非難している。
ナゴルノ・カラバフを失った後、アルメニアは西側諸国との関係を強化して新たな安全保障同盟を確立しようとした。
アルメニアは5月、1990年代から奪取していた国境沿いの村4つをアゼルバイジャンに返還した。アルメニアのニコル・パシニャン首相は、この動きがバクーとの完全な和平合意に至る基礎となるとみていたが、国内では抗議の波が巻き起こった。
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出典: https://thanhnien.vn/nga-rut-toan-bo-luc-luong-gin-giu-hoa-binh-khoi-nagorno-karabakh-185240612223242498.htm
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