ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は7月12日、コンパス(インドネシア)とのインタビューで、西側諸国はウクライナの「結び目を解く」のを支援する発展途上国の取り組みを「無視している」とコメントした。
ロシア外務大臣セルゲイ・ラブロフ。 (出典:TASS) |
「西側諸国がインドネシアのジョコ・ウィドド大統領の提案を含め、発展途上国からの取り組みを無視している兆候がある」とラブロフ外相は述べた。
2022年6月、ジョコ大統領はモスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と紛争解決に関する諸問題について協議し、ロシアとウクライナの首脳間の「接触を確立する」用意があることを表明した。
ロシアのトップ外交官によると、西側諸国は発展途上国の平和構想に対抗するため、ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領の「平和方式」を実行するつもりだという。
ラブロフ外相は、ゼレンスキー氏の提案はロシアに対する一連の「最後通牒」であり、キエフが賠償を要求することを認めるとともに、モスクワ政府に対して「偏見のある」裁判を行うものだと述べた。
昨年5月、ウクライナ大統領府はキエフがウクライナで「世界平和サミット」を開催したいと発表していた。
最近、ゼレンスキー大統領も、自らが提案した和平案を議論するため、上記の会議の開催に向けて取り組んでいることを確認した。会議の議題には、「平和方式」の各テーマにおける問題解決策についての議論も含まれると予想される。
また、インドネシアの新聞とのインタビューで、ロシア外務省長官は、西側諸国がモスクワを打倒する計画を放棄しない限り、ウクライナ紛争は長期化するだろうと予測した。
ラブロフ外相によれば、西側諸国の目標は米国の指導の下、「世界覇権国」としての地位を強化することだという。
ウクライナにおける対立が終わらない理由について、当局者はこう述べた。「西側諸国が優位を維持する計画を放棄し、ロシアを戦略的に打ち負かしたいという願望を克服するまで、紛争は続くだろう。」
同氏はまた、現時点では両党が依然として「立場を変える兆候は見られない」とも断言した。
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