米国とサウジアラビアは、スーダンの戦闘当事者に対し、5月29日午後9時45分(現地時間)に終了する予定の停戦を延長するよう求めた。
5月17日のハルツーム(スーダン)の街路。 (出典:AFP) |
「停戦は完全ではないが、延長によりスーダン国民に緊急に必要な人道支援の提供が容易になる」と5月28日の共同声明は述べた。声明ではまた、スーダン軍事政権と対立する緊急支援部隊(RSF)に交渉の継続を求めた。
この声明は、スーダン暫定軍事評議会議長でスーダン軍司令官のアブデル・ファッターハ・アル・ブルハン将軍が、国連事務総長アントニオ・グテーレスに対し、スーダン駐在の国連特使フォルカー・ペルテス氏の交代を求める書簡を送ってから2日後に出された。
これに対し、国連報道官のステファン・デュジャリック氏は、グテーレス事務総長がこの書簡に衝撃を受けたと述べた。 「事務総長はフォルカー・ペルテス氏の功績を誇りに思っており、ペルテス特使に対する全面的な信頼を改めて表明する」とドゥジャリック氏は強調した。
関連して、チュニジアのナビル・アマール外相は5月27日、チュニジアはスーダンの状況とそれが地域全体に及ぼす影響について深い懸念を表明したと述べた。
アマール氏は、スーダン危機の進展について議論するアフリカ連合平和安全保障理事会のオンライン会議中にこの発言をした。
会談中、ナビル・アマール外相はスーダンの統一と主権に対するチュニジアのコミットメントを改めて表明し、永続的かつ包括的な平和の追求においてスーダン国民との連帯を表明した。
チュニジアの外務大臣もスーダンのすべての政党に対し、国の利益を守り、政治的和解プロセスに戻るよう求めた。
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