メッシとアルゼンチンは、9月13日午前3時、ラパスのエルナンド・シレス・スタジアムで、2026年ワールドカップ南米予選の第2戦をボリビアと戦う予定だ。ここは海抜3,650メートルの標高の場所であり、薄い空気のために、競技環境に慣れていない選手は息切れや呼吸困難に陥りやすい。
メッシは、標高3,650メートルのラパスで行われるボリビアとの試合前に体調を回復するために休息を与えられた。
国際サッカー連盟（FIFA）は以前、標高2,500メートルを超えるスタジアムでの試合を禁止しており、ボリビアのエルナンド・シレス・スタジアムはしばらくの間、ワールドカップ予選の試合を開催することができなかった。しかし数か月後、FIFAは標高を3,000メートル以上に引き上げ、エスタディオ・エルナンド・シレスに再び試合開催の特別許可を与えた。
ブラジルのストライカー、ネイマール選手は、2018年ワールドカップ予選のボリビア戦の前に酸素マスクを着けているブラジル選手の写真を投稿し、この決定を「非人道的」だと批判したことがある。
メッシもエスタディオ・エルナンド・シレスで多くの不幸な思い出を抱えていた。彼は、2009年4月に1-6で惨敗したワールドカップ予選でボリビアと対戦するためにここへ来たアルゼンチンチームに所属していた。その後、2013年3月に1-1の引き分け、そして2020年10月にリオネル・スカローニ監督の下で激戦の末2-1で勝利した。これは近年ラパスでメッシとアルゼンチンチームがボリビアに対して挙げた唯一の勝利でもある。 「個人的には、ラパスでサッカーをするのは不可能だと思う」とメッシ選手は試合後に語った。
ミッドフィールダーのマック・アリスター選手は、ラパスに到着した際に酸素ボンベを使って呼吸している自分の写真を投稿した。
アルゼンチンサッカー連盟は選手一人一人に個人用酸素ボンベを用意した。
メッシ率いるアルゼンチンチームはラパスでボリビアチームと対戦したが、合計で1勝1引き分け2敗だった。この36歳のスーパースターは、ここに来てプレーした時、キャリアの絶頂期であったにもかかわらず、ラウンドゼロ、つまりゴール0、アシスト0という成績を「達成」した。
メッシ選手は健康状態があまり良くなかったため、9月8日にエクアドル戦でアルゼンチンの唯一のゴールを決めて1-0で勝利した後、検査のために病院に行かなければならなかった。しかしその後、彼はボリビアチームとの試合に備えるためにチーム全員でラパスへ飛ぶことを決意した。
メッシ（右）
アルゼンチンサッカー連盟は、ラパスの薄い空気に耐えられるように各選手に個人用酸素ボンベを支給した。メッシがプレーできるかどうかはまだ不明だ。 TyCスポーツチャンネル（アルゼンチン）によると、9月11日、このスーパースターは引き続き練習を行わず、残りの選手たちも短時間しか練習しなかったという。
TyCスポーツチャンネルのガストン・エドゥル記者は「メッシは間違いなく出場するだろうが、健康を守るためにベンチから出場するか、半分だけしか出場できないだろう」と述べた。
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