米国のビジネス活動は消費者需要の低迷により急激に減速した。 (出典:新華社) |
8月18日までの1週間で、30年固定住宅ローンの平均金利は15ベーシスポイント上昇し7.31%となり、2000年12月以来の高水準となった。
国債利回りの上昇は、米国の住宅ローン金利が2007~2009年の金融危機以来の最高水準にまで上昇した理由の一つだと考えられている。
今年の夏、国債利回りは上昇したが、予想以上に強い米国経済の強さを受けて、投資家は連邦準備制度理事会が政策金利を長期間高水準に維持するという見通しを調整するようになった。
連邦準備制度理事会はインフレを抑制するために、政策金利を2022年3月のほぼゼロから現在の5.25%~5.50%に引き上げた。
* 同日、S&Pグローバルの調査結果によると、サービス部門の需要縮小により、米国の製造業と企業活動は2023年8月に減速し、2月以来の最低の伸びとなった。
製造業とサービス業を追跡する総合購買担当者景気指数(PMI)は、2023年8月には7月の52.0から50.4に低下し、2022年11月以来の大幅な低下となった。
8月の指数は7年連続の上昇を示したが、50.0に近い数値は製造品とサービスの両方の需要が弱まっていることを示唆している。
2023年8月のサービス部門の事業活動の伸びはわずか51.0で、2月以来の最低となった。一方、製造業PMIは7月の49.0から2023年8月には47.0へと4カ月連続で低下した。
あらゆる分野で事業活動と新規受注が縮小したため、消費者需要は企業収益の大きな足かせとなっている。サービス部門の新規事業活動は、前月の51.0から8月には49.2に減少し、6か月ぶりに減少した。
製造業やサービス業の企業は、より多くの顧客を引き付けるために値上げを抑制し、高騰する投入コストを相殺するために雇用を削減した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏によると、8月のビジネス活動がほぼ停滞していることから、2023年第3四半期の米国経済成長の強さに疑問が生じているという。
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