キルギス外務省は今週初めに出した勧告の中で、ロシアへの渡航が必要な場合、キルギス国民は必要な書類をすべて携帯し、受け入れ国の警察の合法的な要請にすべて従うべきであると述べた。
「ロシアは、海外から到着する人々に対する入国審査を強化することで、テロ対策を講じている」とキルギス外務省の上級外交官で領事局副局長のバクイト・カディロフ氏は3月25日に述べた。
ロシアの法執行官らが3月23日、モスクワ郊外クラスノゴルスクのクロッカス・シティ・ホール劇場での銃撃事件現場の外に立っている。写真: AFP
キルギスタンの警告は、ロシアの移民労働者の大半を占めるタジキスタンや中央アジア諸国からの移民に対するロシア警察の検問強化が報じられる中で出された。地元メディアによると、ウズベキスタンは以前にも、現在ロシアに滞在している、あるいはロシアへの渡航を計画している自国民に対して同様の勧告を出していた。
逮捕されたテロ容疑者7人はタジキスタン国民であることが判明した。キルギス出身の男性も、タジキスタン人の容疑者に宿泊施設を提供した罪で3月26日の裁判を待つ間拘留された。
ロシアのクロッカス・シティ・ホール劇場でのテロ攻撃の概要。ビデオ:概要
現在、何十万人もの中央アジア人がロシアで働いており、今回の攻撃によってロシアでの生活が困難になったとの声もある。乗客の中にはタジキスタン人の運転手が乗るタクシーに乗ることを拒否した者もいた。トルクメニスタンの首都からモスクワへ向かう多くの乗客は搭乗を許可されなかった。
モスクワのタジキスタン大使館は先週末、国民に対し混雑した場所を避けるよう要請した一方、カザフスタン大統領はロシアでの致命的なテロ攻撃を受けて国内の警備強化を命じた。
ロシアとキルギスタンの位置。グラフィック:世界地図
タン・タム(ロイター、モスクワ・タイムズによる)
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