11月21日にキエフを訪問した欧州理事会のシャルル・ミシェル議長は、ウクライナが欧州連合(EU)に近づき続けていると評価し、キエフの進歩は注目に値すると述べた。
左から:欧州理事会議長シャルル・ミシェル、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、モルドバのマイア・サンドゥ大統領。11月21日、ウクライナのキエフで行われた共同記者会見にて。(出典:イマゴ) |
しかし、ミシェル氏は、ウクライナとの正式な加盟交渉開始をめぐる来月の会合は「困難な」ものになると予想した。
欧州理事会議長は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、モルドバのマイア・サンドゥ大統領との首都キエフでの共同記者会見でこの発言をした。
サンドゥ氏はEUに対し、モルドバとウクライナの加盟申請に関して「スピードと団結」を示すよう求めた。
「紛争と不確実性に彩られたこの緊急事態は、プロセスを加速させる必要があります。スピードと団結は単なる戦略的な選択肢ではなく、生き残りと欧州の安定への回帰に関わる問題でもあります」と彼女は述べた。
一方、ゼレンスキー大統領は、キエフは12月に正式な加盟交渉を開始するためのEUの7つの勧告すべてを実施しており、今後も実施し続けると明言した。
同時に、同首相は来月のEUの決定は域内の結束に対する挑戦となるだろうと述べた。
別の動きとして、11月21日、スロバキア当局は同国とウクライナ間の国境検問所が封鎖されたことを確認した。
スロバキア国境警備隊のミロスラフ・トカール氏は、トラック運転手らが両国間の唯一の大型車両用通路を封鎖し、限られた数のウクライナのトラックの通行しか許可していないと述べた。
同日、スロバキア通信社( TASR )は、トラックがヴィスネ・ネメツケの国境検問所を封鎖したと報じた。
これに先立ち、スロバキアのトラック運転手らは、EUに入るウクライナのトラックの数を制限するというポーランドの同僚らの要求への支持を表明していた。
先週、彼らは自らの主張を表明するために、短期間で象徴的な封鎖を実施した。しかし、スロバキアのトラック運転手らは、さらなる措置を講じる前に交渉を待つと述べた。
関連して、ウクライナ税関はテレグラムチャンネルで「身元不明の人物が何の警告もなしに商品の輸送を阻止した」と発表した。
同通信社によれば、キエフはスロバキアからいかなる公式情報も受け取っていないという。
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