紛争が2カ月目に突入する中、スーダン軍の戦闘機が6月14日に南部の都市エルオベイドを爆撃し、スーダンの人道危機をさらに悪化させた。
スーダンでの戦争はエル・オベイド市への空爆により激化している。 (出典:AP通信) |
スーダン軍は、首都ハルツームから350キロ南に位置する北コルドファン州の州都エルオベイド市で初の空爆を実施した。 4月中旬に紛争が勃発して以来、この都市は準軍事組織の即応部隊(RSF)によって包囲されている。
過去8週間、戦闘は人口500万人の首都ハルツームと西部の広大なダルフール地方に集中していた。東アフリカの国スーダンで恒久的な停戦を求めるサウジアラビアと米国の仲介努力にもかかわらず、スーダンでは敵対する勢力間の戦闘が拡大し続けている。
サウジアラビアは6月13日、スーダン紛争の影響を克服するための人道支援を動員するため、国連機関と連携し、カタール、エジプト、ドイツ、欧州連合(EU)などのパートナーと6月19日に会議を開催すると発表した。
国際移住機関(IOM)によれば、スーダンで紛争が勃発して以来、約220万人のスーダン人が全国への避難を余儀なくされ、100万人以上がハルツームから近隣諸国に避難を求めた。
国連によれば、スーダンの人口の半数以上にあたる過去最高の2500万人が保護を必要としているという。しかし、5月下旬の時点で、危機の解決に必要な260万ドルの寄付金を求めた国連の呼びかけに対して、集まったのはわずか13%程度だった。
スーダンはまた、首都ハルツーム全域で清潔な水が不足するなど、深刻な人道危機にも直面している。人々は週に数時間しか電気を使うことができません。紛争地帯の病院のほとんどは機能不全に陥っており、救援施設は定期的に略奪されている。
[広告2]
ソース
コメント (0)