イスラエルの戦車がガザ地区の境界に向かって移動する(写真:AP通信)
イスラエル軍は、包囲されたガザ地区が戦争勃発以来最大の空爆に直面する中、ガザ北部での地上作戦を拡大していると発表した。
イスラエル軍は戦車の支援を受けて10月25日と26日の夜通しガザ地区への短時間の攻撃を開始したが、今回の大規模な攻撃はこれまでで最も憂慮すべき緊張の高まりを示している。ガザ民間防衛局は、空爆により一夜にして数百棟の建物が完全に破壊されたと発表した。
イスラエル軍報道官ダニエル・ハガリ少将は、イスラエル軍がガザ地区に駐留しており、「戦闘は継続中である」と確認した。イスラエル軍はこれまでも、ハマスの拠点を攻撃するためにガザに兵士を繰り返し派遣してきた。
これに対しハマスは10月28日、ガザ地区のハマス軍は全力で対応しており、今後も攻撃を続けると述べた。
ハマスの武装組織アルカッサム旅団は10月27日夜、同旅団の武装勢力がガザ北東部のベイト・ハヌーン市と中央アル・ブレイジ地域でイスラエル軍と激しく衝突したと発表した。
アルジャジーラのマフムード記者は、その夜の出来事について次のように述べた。「すべては、イスラエル軍の報道官が、アル・シーファ病院がハマス指導部の本部であると主張する地図を配布したことから始まった。…ハマスはその後、病院の地下に部屋は存在しないと否定した。1時間後、ガザ地区は全停電となった。」
「現地時間午後7時頃、ガザ地区北部、アル・シーファ病院付近を狙った海と陸からの大規模な攻撃があった」と記者は述べた。
マフムード記者によると、現段階では正確な死傷者数を把握するのは難しいが、「これらの地域では数百人が死亡し、救急隊が間に合うように到着して救助することができなかったという報告を聞いている」という。ガザ南部の家族も北部の親戚と連絡を取ることができない。
ガザの保健当局は、イスラエルがガザ地区への空爆を開始して以来、7,700人以上が死亡したと述べている(写真:アルジャジーラ)。
ガザ地区の保健当局は、イスラエルがガザ地区への空爆を開始して以来、これまでに3,000人以上の子どもを含む7,700人以上が死亡したと報告している。イスラエルはここ数日間、新たな死傷者数を発表していない。
これに先立ち、イスラエル当局は10月7日以来、国内で少なくとも1,400人がハマスの攻撃で死亡したと発表していた。
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