(CLO)反政府勢力がシリア第2の都市アレッポを攻撃し制圧したことを受け、イランの最高外交官アッバス・アラグチ氏は12月1日、ダマスカスでシリアのアサド大統領と会談し、支援のメッセージを送った。
イランの国営通信社IRNAは、アラグチ大統領とアサド大統領が二国間関係や地域情勢について協議したと報じたが、会談に関する詳細は明らかにしなかった。
シリア大統領府の声明によると、アサド大統領は「外国の支援を受けたテロ攻撃に対処するには同盟国や友好国からの支援が重要だ」と強調した。
イラン通信によると、アラグチ氏はダマスカスに到着する前に、テヘランは「引き続きシリア政府と軍を強力に支援する」と明言した。同氏はまた、「シリア軍はこれまでと同様に再びテロリスト集団を打ち破るだろう」と強調した。
シリア反体制派の戦闘員が12月1日、アレッポ南西の町ハーン・アスブル近郊で、シリア軍から押収した装甲車を運転している。写真:AFP
シリア人権監視団は11月30日、イスラム主義勢力主導の反政府勢力がアレッポ市の大部分と空港、近隣の町数十カ所を制圧したと発表した。
監視組織の代表ラミ・アブデル・ラーマン氏からの情報によると、12月1日時点で、ジハード主義集団「ハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)」とその同盟勢力は「クルド人勢力が支配する地域を除くアレッポ市全域」を支配した。
イランの通信社は、イラン革命防衛隊の将軍が11月28日にシリアでの戦闘で死亡したと報じた。
11月30日、イラン外務省はアレッポの領事館が攻撃されたが、職員は無事であったことを確認した。
イラン外務省報道官エスマイル・バガエイ氏は、アラグチ外相がダマスカス訪問後にトルコの首都アンカラも訪問する予定だと述べた。
2020年以来、シリア北西部の反政府勢力拠点イドリブはトルコとロシアの仲介による停戦状態にある。この停戦は今も維持されているが、頻繁に破られている。
しかし、11月27日のアレッポへの反政府勢力の奇襲攻撃により停戦は破られ、同日、イスラエルとレバノンのヒズボラ間の脆弱な停戦が発効した。
ダマスカス政権は2015年に同盟国であるロシアとイランの支援を受けてシリアの大部分を奪還し、2016年にはアレッポ市を完全奪還した。
イランは、2011年にシリア内戦が勃発して以来、アサド大統領の忠実な同盟国となっている。イランはシリアに戦闘部隊は配備しておらず、軍事指導や訓練に携わる将校のみを派遣していると主張している。レバノンにおけるイランの支援を受けた勢力であるヒズボラは、長年にわたりシリア軍と共に戦ってきた。
ゴック・アン(AFP通信)
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出典: https://www.congluan.vn/iran-se-ung-ho-manh-me-chinh-quyen-syria-sau-cac-cuoc-tan-cong-cua-phien-quan-post323811.html
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