イランの情報省は首都テヘランでの爆弾テロ計画を阻止し、容疑者28人を逮捕した。
2023年4月、イラン警察がテヘランの街をパトロールしている。 (出典:ロイター) |
同省は9月24日にウェブサイトに掲載した声明で、テロリストらは国家の安全を損ない、国民に恐怖を与え、情勢を不安定化させることを目的として30発の爆弾を仕掛ける計画を立てていたと述べた。
諜報部隊が基地を急襲し、自称イスラム国(IS)とつながりのあるテヘラン、アルボルズ、西アーザルバーイジャーン州のテロネットワークのメンバー全員を逮捕した。
2017年、ISはイラン国会議事堂とイラン・イスラム共和国の創始者であるホメイニ師の霊廟を攻撃し、少なくとも17人が死亡、50人以上が負傷した。これはイラン領土に対するISによる初の攻撃だ。
イラン情報省は、彼らのうち何人かは、イランが主張するシリアの「タクフィリ派テロリスト」とつながりがあったり、アフガニスタン、パキスタン、イラクのクルド人地域への渡航記録があったりすることを確認した。
声明には、大量の爆発物、爆弾、その製造材料、起爆装置100個、電子工具、時限爆弾製造装置、アメリカ製の拳銃17丁と弾薬、スマート通信機器、衛星機器、軍用衣類、自爆ベスト、外貨など、押収された装置や道具が多数列挙されている。
テロ計画は昨年秋の抗議活動と同時期に起きた。
2022年9月14日、マハサ・アマニさん(22歳)はヒジャブを不適切に着用した容疑で警察に拘束され、その後、頭部への鈍器による外傷で死亡した。
しかし、当局はアミニさんが心臓発作で死亡したことを確認したため、彼女の家族とイラン国民は政府が真実を隠蔽していると非難した。抗議活動はその後全国に広がり、イランの安全保障に大きな脅威を与えている。
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