ロイター通信は、多くの地域が今年最長の熱波に見舞われ、世界の平均気温が前例のない記録的な高さまで上昇したと報じた。中国北西部の新疆ウイグル自治区の三宝鎮では、週末の気温が52度を超えた。
三宝の記録的な猛暑は少なくともあと5日間は続くと予想されている。 7月15日の三宝の気温は、新疆で2015年に記録された摂氏50.3度を超えた。
広範囲に及ぶ熱波は、地球温暖化を産業革命以前の水準より1.5度に抑えるという目標が人類の手に負えないことを改めて示しており、あらゆる場所で気候危機の証拠が見受けられる。
過去2週間イタリアを襲った記録的な熱波について当局が警告を発しているにもかかわらず、観光客はローマのコロッセオを訪れた。 (写真:ロイター)
またロイター通信によると、第2次熱波がまだ始まっていない中、ヨーロッパでは森林火災が猛威を振るっており、この地域の平均気温は48度に達し、過去数年と比較して記録的な高さとなっている。
これはヨーロッパと北米での話であり、米国人口の4分の1が西部諸州の大部分を覆う熱波に悩まされている。
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長はツイッターへの投稿で、 「世界の多くの地域で、今日7月17日は観測史上最も暑い日になると予想されている」と述べた。
中国では、気温が長引くことで電力網や農作物が脅かされており、過去60年間で最悪の干ばつとなった2022年の干ばつの再発が懸念されている。
中国国家気候センター(NCC)によると、中国北部での猛暑は珍しいという。
北京気象台の予報官、趙薇氏は「今回の熱波は非常に強く、長く続き、広範囲に及んでいる」と語った。
一方、東海では台風タリムが勢力を強めており、7月18日夜には中国南部の沿岸とベトナム北部のいくつかの都市に上陸すると予想されている。この嵐により、広東省と海南省の多くの航空便や列車の運行も停止した。
韓国では豪雨により河川の堤防が決壊し、鉄砲水が発生し40人が死亡した。
トラ・カーン(出典:ロイター)
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