オランダのウィレム・アレクサンダー国王の招待により、韓国のユン・ソクヨル大統領が12月11日から14日までアムステルダムを公式訪問した。
韓国の尹錫悦大統領は、4日間のオランダ訪問の一環として、12月11日にアムステルダムで海外在外同胞との会合で演説した。 (出典:聯合ニュース) |
1961年に両国が外交関係を樹立して以来、韓国大統領によるオランダ訪問は今回が初めて。
尹錫悦大統領はオランダ在住の韓国人らとの会合に出席するため12月11日にアムステルダムに到着した。 12月12日、彼は公式歓迎式典に出席し、オランダ国王との昼食会や国賓晩餐会を催し、また退役軍人記念碑に花輪を捧げた。
同日午後、ユン・ソクヨル氏はオランダ国王、サムスン電子のイ・ジェヨン会長、SKグループのチェ・ジェウォン会長とともに、極端紫外線(EUV)リソグラフィー装置を製造する世界唯一の企業であるASMLを訪問する予定。
韓国の首脳は12月13日にハーグを訪問し、オランダの上院議長と下院議長2人と会談した後、マルク・ルッテ首相と非公式会談を行い、共同記者会見と覚書(MoU)調印式を行う予定。
さらに、韓国大統領は、1907年に第2回世界平和会議が開催されたリッダーザールビルと、会議の韓国特使としてハーグに派遣された殉教者李俊(イ・ジュン)氏(1859-1907)を記念する李俊平和博物館を訪問する予定である。
同日、ユン・ソクヨル氏は首都アムステルダムに戻り、朝鮮戦争(1950~1953年)退役軍人との討論会やビジネスフォーラムに出席するほか、オランダ主催の韓国伝統文化公演にも参加する予定。韓国大統領は全ての日程を終え、12月14日に帰国した。
韓国のキム・テヒョ国家安全保障担当副補佐官によると、今回の訪問には半導体分野での同盟関係の構築と戦略的パートナーシップの深化という2つの主な目的があるという。
両国の協力はグローバルサプライチェーンの確保に寄与し、両国の政府、企業、大学が参加する「韓国・オランダ半導体チップ同盟」の構築への期待に応えるものとなるだろう。
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