イスラエルによるシリア最大の国際空港であるダマスカスとアレッポへの空爆により、滑走路が損傷し、両空港が閉鎖された。
「イスラエルは午前5時25分にダマスカスとアレッポの国際空港をミサイル攻撃し、民間人職員1名が死亡、もう1名が負傷した。滑走路が損傷し、両空港は閉鎖を余儀なくされた」とシリア国営通信社SANAは本日伝えた。
2020年のイスラエル空爆中にダマスカス上空に残るミサイルの軌跡。写真:ロイター
シリア軍の匿名の情報筋は、イスラエルの航空機が地中海とゴラン高原の方向からミサイルを発射したと語った。シリア運輸省はその後、この2つの場所へのすべての航空便をラタキア国際空港に迂回させると発表した。
今月初めにイスラエルとハマスとの紛争が勃発して以来、シリア最大の民間航空施設であるダマスカスとアレッポの空港が同時に攻撃されたのは今回が2度目だ。イスラエル軍はこれまで、シリアの空港を同時に攻撃するのではなく、個別の標的を攻撃することが多かった。
2011年にシリアで戦闘が勃発して以来、イスラエルはシリア政府軍やヒズボラ、イラン支援の民兵グループの拠点を含む北隣国を繰り返し攻撃してきた。
イスラエルは2022年以降、イランからシリアとレバノンへの武器の流れを阻止することを目的として、ダマスカス国際空港やシリア国内のその他の民間航空インフラを標的とした空爆を強化している。
首都ダマスカスとシリア主要都市の位置。グラフィック: AP
イスラエルは空爆についてほとんどコメントしないが、シリアで数百回の攻撃を行ったことは認めている。イスラエル当局は、イスラエルが「宿敵」とみなすイランがシリアにおける戦略的立場を強化するのを阻止するために空爆作戦が必要だと述べている。
ヴー・アン( AFP通信による)
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