ドイツが数十年で最も深刻な経済・外交危機に直面する中、3月25日に新しいドイツ議会が正式に発足した。 SPDとCDUの連立交渉は継続中。議員らはCDUのユリア・クロックナー氏をドイツ連邦議会の議長に指名した。
特筆すべきは、今回の議会における極右派議員の数が1945年以来、過去最多に達したことだ。2月23日の総選挙では「ドイツのための選択肢(AfD)」党が2位となり、極右政党としては第二次世界大戦以来の最高の結果となった。 AfDの台頭は長年の経済停滞によって促進されてきた。ドイツ連邦議会の新任期が始まる中、AfDは議席数を倍増して152に増やした。
ドイツ連邦議会の初会議の様子。写真: ドイツ連邦議会
2013年に反ユーロの自由主義経済政党として設立されたAfDは、極右民族主義へと大きく方向転換し、イスラム教徒の移民に反対し、欧州連合の解体を要求し、ロシアとの紛争におけるウクライナへの支援を支持していない。この党には、軍隊経験を持つメンバーや、他の極右組織に所属していた人々も参加している。
一方、経済の不確実性(ドイツは2年連続で景気後退に陥っている)や戦争への懸念、ドナルド・トランプ氏のホワイトハウス復帰も、非主流政党が台頭する条件を作り出している。東ドイツ共産党を引き継いだ左翼党も長年で最高の成果を達成した。
ドイツ連邦議会における政党の議席数。写真: ドイツ連邦議会
AfDは議会調査委員会を設置できるほどの議席を持っていないものの、依然として政治討論に影響を与える機会を持っている。保守系キリスト教民主同盟(CDU)のフリードリヒ・メルツ党首が経済救済策を可決するために他党と妥協しなければならなかったという事実は、AfDの影響力を示している。
630議席ある連邦議会の24%の議席を占めるAfDには、政治情勢を形成する十分な余地がある。極右との協力に対する障壁は徐々に崩れつつある。それは、議会サッカーチームにAfDのメンバーを受け入れるよう強制した最近の裁判所の判決からも明らかだ。政治家の中には、党を全面的にボイコットするのではなく、アプローチを変えている者もいる。
「彼らとは政治的な意見の相違はあるが、個人的な意見の相違はない」と、旧西ドイツで議席を獲得した初の左派候補、フェラート・コジャク氏は語った。 「先日、私はAfDの議員と同じエレベーターに乗り、彼に『サラーム・アレイコム』(アラビア語で「あなたに平和を」という意味の挨拶)と挨拶しました。」
ゴック・アイン氏(DW、ロイター通信による)
出典: https://www.congluan.vn/ha-vien-duc-nhiem-ky-moi-lan-dau-nhom-hop-voi-su-hien-dien-dong-dao-cua-phe-cuc-huu-post339958.html
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