ガーディアン紙は11月29日(現地時間)、カナダ政府とグーグルがオンラインニュース法に関する紛争を解決することで合意に達したと報じた。
この契約により、カナダのニュースメディアは引き続きGoogleのプラットフォーム上で共有されることになる。しかし、アルファベット傘下の同社は、カナダの情報制作会社に年間1億カナダドル(約7,360万米ドル)を支払わなければならない。
米国カリフォルニア州にある Google 本社。 (写真:CNN)
「数週間にわたる建設的な議論を経て、カナダのオンラインニュース法の施行についてグーグルと合意に達したことを発表できることを嬉しく思います」とカナダ文化遺産大臣パスカル・サン=オンジュ氏は声明で述べた。
Alphabetのグローバル担当プレジデント、ケント・ウォーカー氏も声明を発表し、 「協議の結果、カナダ政府がC-18法案に関する我々の核心的な懸念事項への対応に尽力していることを嬉しく思います。今後もカナダのパブリッシャーに貴重なトラフィックを提供し続けていきます。」と述べました。
オンラインニュース法(C-18法案とも呼ばれる)には、GoogleやMetaなどのテクノロジー大手に対し、カナダのニュース提供者と契約を結び、プラットフォーム上でニュースコンテンツを共有する対価として料金を支払うことを義務付ける条項が含まれている。
この法案はカナダ政府によって最終調整されており、12月19日の期限前に成立すると予想されている。
グーグルに加え、メタもこの法案に反対しており、同社のソーシャルメディアプラットフォームであるフェイスブックとインスタグラムでカナダのニュースをブロックしている。
サン=オンジュ氏は、グーグルとの和解は新法が有効であることを示していると述べ、カナダでニュース共有をブロックするという決定についてメタ社に説明を求めた。
同社の声明によれば、Meta の決定に変更はない。 「検索エンジンとは異なり、当社はユーザーのフィードに掲載するためにインターネットからニュースを積極的に収集していません。また、オンラインニュース法に合理的に準拠できる唯一の方法は、カナダの人々にニュースを提供するのをやめることであると、以前から明言してきました」とメタの広報担当者は述べた。
Metaは過去にも同様の動きを見せている。 2021年、オーストラリアでテクノロジー企業に記事の使用料として出版社に支払いを義務付ける法律が可決された後、Metaは一時的にオーストラリアのプラットフォームからニュースをブロックした。その後同社はオーストラリアの出版社と合意に達した。
ホア・ヴー(出典:ガーディアン)
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