11月27日、北京で行われた補償審問の後、行方不明となったMH370便の乗客の親族らが街頭に繰り出した(写真:EPA-EFE)。
この呼びかけは、フランスの専門家2人が、新たな捜索が開始されればマレーシア航空MH370便の謎は数日以内に解明される可能性があると述べたことを受けて行われた。
今週初め、航空宇宙専門家のジャン=リュック・マルシャン氏とパイロットのパトリック・ブレリー氏は、この飛行の運命に関する既存のデータに基づいて新たな捜索を行うよう求めた。
2人の専門家は、オーストラリア運輸安全局、マレーシア政府、探査会社オーシャン・インフィニティに対し、行方不明の飛行機の新たな捜索を開始するよう要請した。
英国航空協会(RAS)での講演で、2人の専門家はMH370便の新たな捜索範囲は10日以内に網羅できる可能性があると述べた。
「我々は狭い範囲での提案をしており、新たな可能性を検討するには10日かかるだろう。それはすぐに終わるかもしれない。MH370便の残骸が見つかるまでは、何が起こったのか誰にも分からない。しかし、これは妥当な軌道だ」と専門家のマルシャン氏は述べた。
両氏は、墜落当時、飛行機のトランスポンダーはオフになっており、自動操縦装置を使って方向転換することはできなかったと付け加えた。また専門家のマルチャド氏は、行方不明のMH370便は経験豊富なパイロットによって操縦されていた可能性が高いと述べた。
母親の江翠雲さんがMH370便に乗っていた江慧さんは、行方不明の飛行機の捜索が常に家族の「中心的な使命」だったと語った。 「今では、新たな場所を特定できる新しい技術があります。どれも試してみる価値があると思います」と江氏は語った。
しかし、別の犠牲者の親族であるソン・チュンジエさんは、専門家らの捜索要請は無駄だったと語った。 「新たな捜索はマレーシア政府が主導すべきだ。多額の費用がかかり、専門の捜索救助チームを雇う必要があるからだ」とソン氏は語った。
ソン氏は、2018年に3か月間MH370の捜索に乗り出した米国拠点の海洋ロボット企業オーシャン・インフィニティの専門性に信頼を寄せていた。同氏は、捜索には専門的な装備と経験豊富な人員が必要であり、「残りはナンセンスだ」と付け加えた。
2014年3月8日の夕方、150人以上の中国人を含む239人を乗せたマレーシア航空の飛行機がクアラルンプールから北京に向けて出発した。しかし、出発して約2時間後、突然レーダー画面から消えた。
南インド洋で数カ国が参加する大規模な捜索活動が行われたが、飛行機も残骸も発見されなかった。
しかし、乗客の家族は希望を捨てず、真実の解明に努めた。
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