6月14日、欧州連合(EU)軍事参謀総長のエルベ・ブレジャン海軍中将は、紛争でロシアと直接対決するウクライナに代わって西側諸国が兵士を派遣することはないだろうと断言した。
EUとNATOはウクライナに軍隊を派遣して紛争に直接関与する意図はない。 (イラスト写真 - 出典:ロイター) |
ブレジャン氏はフランスのテレビで、ウクライナに歩兵を派遣することは好戦国となり、ロシアとの紛争に巻き込まれることを意味すると述べた。
「EUもNATOも、誰もそれを望んでいない」とブレジャン海軍中将は語った。我々はロシアと対立していない。」
同氏によれば、キエフの現在の反撃作戦は「結果がどうであれ、紛争の終わりではない」という。
EU軍事参謀長によるこの発言は、元NATO事務総長のアンダース・フォー・ラスムセン氏が、ポーランドやバルト諸国などのNATO加盟国が「有志連合」を結成し、ウクライナ支援に軍隊を派遣する可能性があると示唆したことを受けてなされた。
以前、6月13日、ホワイトハウスでジョー・バイデン米大統領と会談した際のこと。 NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、西側諸国の支援により、キエフはロシア軍を押し戻す反撃作戦で前進していることを確認した。
ストルテンベルグ氏によれば、反撃作戦は交渉の優位性を獲得するための手段であり、「ウクライナが支配する領土が広がれば広がるほど、交渉の場での彼らの力は増す」からだ。
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