EUは核不拡散制裁体制の下でイランに対する制限的措置を維持することを決定した。
イラン外務省報道官ナセル・カナニ氏。 (出典:イラン外務省) |
10月17日、イラン外務省報道官ナセル・カナニ氏は、2015年の核合意(正式には包括的共同行動計画(JCPOA))に基づき10月18日から解除されるはずだった対イラン制裁を維持するという欧州理事会(EC)の最近の決定を批判した。
イラン外務省の代表は、今回の動きは、核合意に基づく欧州連合(EU)とE3グループ(フランス、英国、ドイツを含む)の約束、および国連安全保障理事会の決議2231に違反するものだと述べた。
同日、欧州委員会は公式ウェブサイトに掲載した声明で、核不拡散制裁体制の下でイランの弾道ミサイルやドローンの購入を制限する国連制裁の期限である10月18日以降も、イランに対する制限措置を維持する決定が下されたと発表した。
E3グループは9月17日、イランが2015年に世界大国と締結した核合意を「遵守していない」との疑いから、イランに対する特定の制裁を解除しないと発表した。
核合意は、一度に貯蔵できる濃縮ウランの量制限など、テヘランの原子力エネルギー計画に厳しい制限を課している。
一方、他の署名国も、主にテヘランに対する制裁の緩和など、さまざまな約束に同意した。
しかし、イラン当局は、2018年に当時のドナルド・トランプ大統領がイランに対するこれまでのすべての制裁を再発動し、さらに拡大したことで米国が一方的に核合意を放棄し、イランとの核合意に対する米国の中核的コミットメントに違反したため、もはやこれらの規則に縛られないと主張している。
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