ホワイトハウスと共和党の間の債務上限交渉はほとんど進展していない。 (出典:CNN) |
シャランダ・ヤング行政管理予算局長やスティーブ・リケッティ大統領顧問を含むホワイトハウスの交渉担当者らは共和党代表らと2時間にわたって会談したが、メディアに重要なコメントを残さずに去った。
連邦予算の赤字を縮小する方法をめぐっては両陣営の意見が依然として大きく分かれており、民主党は高所得者や企業はより多くの税金を支払うべきだと主張し、共和党は支出削減を望んでいる。
民主党は、2023年10月に始まる2024年度の支出を2023年当時の水準で凍結することを望んでおり、そうすることは政府機関の予算がインフレに追いつかず、支出削減に等しいと主張している。
しかし、この案は明確な支出削減を求める共和党から反対されている。
さらに、ジョー・バイデン大統領は富裕層への増税と石油・製薬業界の税制抜け穴の閉鎖によって財政赤字を削減したいと考えている。
しかし、米国下院議長ケビン・マッカーシー氏は増税に同意しなかった。
一方、ホワイトハウスの報道官カリーヌ・ジャン=ピエール氏は5月23日、ジョー・バイデン米大統領とケビン・マッカーシー下院議長の意見の相違について記者団にコメントし、「我々は依然として支払いを続けている。歴史上債務不履行に陥ったことは一度もないし、今後も決してないだろう」と述べた。
米財務省は、5月22日時点の現金残高が683億4,000万ドルだったと発表した。これは5月19日の606億6,000万ドル、その1週間前の874億3,000万ドルと比べて減少している。
ジャネット・イエレン財務長官は、議会が債務上限引き上げに動くことなく、早ければ6月1日にも財務省の現金が不足し、政府のすべての請求書を支払うために資金を借り入れる可能性があると主張した。
財務省は議会に宛てた書簡で、議員らが6月1日までに借入限度額の引き上げを認めなければ、早ければその時点で米国は債務を全額返済できなくなる可能性があると警告した。
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