2025年3月22日、東京で行われた日中外相協議に臨む岩屋毅外相(右から2番目)と王毅中国外相(左から4番目)。(写真:共同通信/VNA)
3月22日、第6回日中ハイレベル経済対話が、開催国である日本の岩屋毅外務大臣と中国の王毅外相の議長の下、日本の首都東京で開催された。
北京のVNA特派員によると、対話で双方は両国の高級指導者らが達成した重要な共通認識を共同で実行し、経済分野で中日互恵の戦略的関係の内容を充実させ、新時代の要求に応える建設的で安定した二国間経済貿易関係の強化に共同で取り組むことで合意した。
対話後、双方はグリーン開発協力の強化、生態環境保護、高齢者介護・看護による「シルバー経済」の推進、サプライチェーン協力の強化、知的財産権の保護など20項目の重要合意に達した。
双方はまた、第三市場における中日協力を推進し、共同プロジェクトの進捗状況を共同で評価し、企業間の経済協力を継続的に拡大することで合意した。さらに、両国は、2025年に日本で日中サービス貿易政策対話を開催する計画を含め、サービス貿易における協力を推進していく。
今年、中国と日本は、中国商務省と日本経済産業省の参加を得て、産業に関する次官級協議を開催する予定です。中国税関総署と日本国厚生労働省との間の食品安全協力に関する日中閣僚級対話の継続を奨励する。公正、透明かつ予測可能なビジネス環境を促進するため、日本におけるビジネス環境の最適化に関する日中ワーキンググループ会合を開催した。
さらに、双方は中国政府機関と在中国日本商工会議所との対話、日本政府機関と在日中国企業団体との対話についても協議する予定。
両国はまた、昆明・モントリオール世界生物多様性枠組みの実施で協力し、海洋ごみ管理協力に関する専門家対話を開催し、第7回中日海洋政策フォーラムを検討し、海洋協力を強化することを約束した。
福島原発の放射性処理水の海洋放出問題と日本産水産物の中国への輸出問題について、双方は2024年9月20日に発表された共通認識について、完全かつ正確で包括的な理解を再確認し、海洋放出に対する国際的な長期モニタリングと中国独自のサンプル採取のモニタリングを継続することを確認した。
異常がなければ、日本産水産物の中国への輸出について協議する。双方はまた、第7回日中ハイレベル経済対話を適切な時期に中国で開催することで合意した。
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