韓国と太平洋島嶼国の首脳は、5月29日から30日までの2日間のソウルでの首脳会談後、開発と安全保障の協力を強化することで合意した。
韓国・太平洋島嶼国首脳会議が5月29日と30日の2日間、ソウルで開催される。 (出典:ロイター) |
「共通の繁栄に向けて:青い太平洋との協力強化」をテーマにしたこの会議には、世界経済フォーラムの17/18の加盟国から12人の首脳と5人の大臣級の関係者が出席した。政府間協力機関である太平洋諸島フォーラム(PIF)は、地域の島嶼国間の連携を強化することを目指した。
韓国の尹錫悦大統領は会議の開会演説で、このイベントがソウルと太平洋諸島間の協力の新たな始まりとなるだろうと断言した。
会議では共同声明が発表され、「自由、民主主義、法の支配、人権」および「ルールに基づく国際的・地域的秩序」の価値を認めた。
声明は「太平洋地域の平和と安定は世界の平和と安定につながる」と強調した。
首脳らは、海洋安全保障、気候安全保障、エネルギー安全保障、サイバー安全保障、人間の安全保障、保健・公衆衛生、国境を越えた安全保障を含む開発協力と安全保障協力を強化する必要性を認識した。
韓国大統領府によれば、首脳会談の共同声明は、ソウルと太平洋島嶼国の間に自由、平和、繁栄のパートナーシップを構築するビジョンを概説した。
この文書はまた、韓国のインド太平洋戦略と太平洋島嶼国の「青い太平洋大陸ビジョン2050」戦略に基づいてパートナーシップを発展させる計画も提示している。
声明では、韓国が太平洋島嶼国への政府開発援助(ODA)を2027年までに399億ドルに倍増し、気候変動に対応するための資金、技術、その他の支援を増やすと表明した。
さらに、関係者は、海洋を放射性廃棄物から守る必要があり、国際的な協議と科学的評価が必要だという見解を共有し、福島原発の放射性廃棄物を海に放出するという日本の計画に対する懸念をほのめかした。
両首脳はまた、外相会談の開催周期を2年に1回に短縮し、次回の首脳会談を双方が合意した適切な時期と場所で開催することでも合意した。
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