「我々は下院での法案通過を阻止する方法を見つけるだろう」と共和党のチップ・ロイ下院議員はツイッターで述べた。下院と上院の一部共和党議員も合意の新たな条件に反対した。
ケビン・マッカーシー米下院議長は、ジョー・バイデン大統領との債務上限交渉で双方からの圧力に直面している。写真：ロイター
米国議会が6月5日までに自ら課した債務上限に対処できない場合、債務不履行が引き起こされ、金融市場が揺さぶられ、米国は深刻な不況に陥る可能性がある。
共和党は下院を222対213の差で支配しているが、民主党は上院を51対49の差で支配している。このわずかな差により、米国の新たな債務上限法案は、一部の穏健派共和党員の支持が得られれば可決される可能性が実際にある。一方、民主党員のほぼ全員が賛成票を投じるだろう。
バイデン氏とマッカーシー氏の間で合意された内容には、支出上限とバイデン政権のプログラム削減と引き換えに、2024年11月の大統領選挙後の2025年1月までの債務上限の保証が含まれている。
一部の強硬派共和党員は、バイデン氏がマッカーシー氏の支出削減要求の一部を拒否したことに対して厳しく批判している。 「全面降伏が起こっている」と共和党のダン・ビショップ氏は宣言した。
いくつかの格付け機関は、米国の格下げの可能性を検討しており、そうなれば借入コストが上昇し、世界金融システムの中核としての米国の地位が損なわれることになる。
ホアン・アン（ロイター、AP通信による）
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