キューバは中東の不安定化を理由にワシントンとテルアビブを非難し、米国が強制送還した移民60人を受け入れた。

キューバのブルーノ・ロドリゲス外相は3月28日、米国とイスラエル政府が中東で不安定化させる行動を取っていると非難した。

米国とキューバは移民問題について数度にわたる交渉を行ってきた。 （出典：AFP）

ロドリゲス外相はソーシャルネットワークXに「米国とイスラエルは、力による平和の押し付けという教義で中東の安定を揺るがしている」と投稿した。

キューバのトップ外交官は、数百人の民間人を殺害したイエメンへの米国の爆撃を非難した。一方、イスラエルはシリアへの攻撃を行い、同国の主権と領土保全を脅かした。

同氏は、イスラエルのガザ地区での行動を「綿密に計算された大量虐殺」と呼び、その結果パレスチナ人5万144人が死亡、11万3704人が負傷したと述べた。

これに先立ち、キューバのミゲル・ディアス＝カネル大統領は、イスラエルが「国際法を無視して米国の保護下にあるパレスチナ人を破壊し続けている」と非難し、テルアビブが「国際人道法に著しく違反して、病院、難民キャンプ、国連施設を爆撃した」と強調した。

キューバは、パレスチナ領土におけるイスラエルの拡張主義的行動を国際社会に対して繰り返し非難するとともに、この歴史的紛争を終わらせるための最善の解決策として二国家解決を断固として支持することを明言してきた。

一方、キューバは米国によって国外追放された60人の不法移民の集団を受け入れたばかりだ。これは、ドナルド・トランプ大統領が今年1月に就任して以来、キューバ国民の送還は3回目となる。

キューバ国営メディアによると、送還は両政府間の移民協定に基づいて行われたという。今年に入ってから、キューバは同地域諸国から計367人を乗せた13便の帰国便を受け入れている。キューバ政府は「合法で安全かつ秩序ある」移住の確保への取り組みを強調する一方で、違法な海路で島を離れるリスクについて警告している。

ハバナとワシントンは、海路で米国に到着するすべての不法移民を本国に送還するとともに、米国とメキシコの国境で拘留された後に「入国不可」と判断された人々を強制送還する航空便も提供する二国間協定を結んでいる（2023年4月から再開）。

米国税関・国境警備局（CBP）のデータによると、9月30日に終了した2024年度には、217,615人のキューバ人が米国に渡航した。過去4年間で、カリブ海の島国から米国への移民の数は86万人を超えた。キューバ内務省は、2024年に1,384人の帰国者を受け入れたと発表した。

出典: https://baoquocte.vn/cuba-len-an-washington-va-tel-aviv-gay-bat-on-trung-dong-tiep-nhan-60-nguoi-di-cu-bi-my-truc-xuat-309276.html