イスラエルは、ガザ地区を支配するハマスに対し、同地区に拘束されている人質136人の解放と引き換えに2か月間の停戦を提案した。
2023年11月、現在ハマスに拘束されているイスラエル国民の写真がテルアビブ美術館近くの壁に掲示されている。 (出典:ブルームバーグ) |
上記の情報はAxiosによって公開されたもので、それによるとイスラエルはカタールとエジプトの2つの仲介国を通じて提案を送ったとのこと。
提案によれば、解放は段階的に行われ、第一段階では子ども、60歳以上の女性と男性、そして健康状態が危篤の人質が解放される。
次の段階では、女性兵士と60歳未満の男性民間人の解放が行われ、その後に男性兵士の解放と死亡した人質の遺体の返還が行われる予定。
さらに、イスラエルの提案には、ガザ地区の主要居住地域からの軍の撤退と、イスラエルの以前の要求により強制的に移住させられたパレスチナ人をガザ地区北部に段階的に帰還させることも含まれている。
しかし、イスラエルは現在の紛争を完全に終わらせたり、6,000人のパレスチナ人囚人全員を釈放したりするつもりはない。
しかし、アクシオスによると、イスラエル当局は前述の囚人の相当数を釈放する用意があると述べている。
この提案が実施されれば、イスラエルのガザにおける軍事作戦の規模は2か月の休止の後、大幅に縮小されることになる。イスラエル当局者によれば、この提案はイスラエルがこれまで提案し受け入れてきたものよりも「さらに踏み込んだ」ものと思われる。
イスラエル当局者らはまた、同国は現在、新たな提案に対するハマスの反応を待っていると述べた。
イスラエルの新たな提案は、約2か月前に7日間の停戦が終了して以来、西側諸国や仲介者が双方に実施を促してきた以前の提案で概説された条件と内容が似ている。
ハマスは、イスラエルがガザでの軍事作戦を完全に停止しない限り、人質を解放しないと一貫して主張している。一方、イスラエルはハマスのこの要求を常に拒否してきた。
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