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民主党と共和党が2024年度の開始(2023年10月1日)までに合意に達しない場合、米国政府は来年の予算案が可決されるまで閉鎖せざるを得なくなる。
ワシントンDCの米国議会本部。写真:REUTERS |
AP通信によると、ケビン・マッカーシー下院議長が連邦政府の完全な機能を維持するために上院の法案を利用しないと発表したため、米国政府の閉鎖は避けられないようだ。
ロイター通信によると、下院の共和党多数派は、5月にK・マッカーシー下院議長がジョー・バイデン大統領と交渉した合意で定められた2024年度の支出レベルを拒否した。
この合意には、2024年度の1兆5,900億ドルの支出が盛り込まれ、さらに1,200億ドルの削減が求められているほか、米国とメキシコの国境での移民の流入を食い止めるための法律の強化も盛り込まれている。この予算の行き詰まりは、ウクライナに対する240億ドルの援助パッケージを含む税金と支出の問題が主な原因だと言われている。
共和党が今週末の政府閉鎖を回避するための合意の一環として国境政策の変更とさらなる支出削減を求める中、マッカーシー氏はジョー・バイデン大統領に対し、交渉のテーブルに着くよう繰り返し求めてきた。
一方、米上院は、11月17日まで一時的に政府に資金を提供するとともに、ウクライナに60億ドル、米国の災害救援に60億ドルを提供する超党派法案の可決に向けて取り組んでいる。このシナリオが実現すれば、何百もの政府機関が影響を受けることになるだろう。
ホワイトハウスと米国国土安全保障省は職員に対し、閉鎖の準備をするよう通知したばかりだ。法執行官、航空管制官、運輸保安局職員を含む軍および連邦政府職員は職務を継続している。米政府閉鎖が次回の給料日である10月13日以降も続くと、彼らは給料を失うことになる。
さらに、ホワイトハウスの声明では、米国政府が部分的に閉鎖された場合、すでに複数の自然災害により苦境に立たされている連邦緊急事態管理局の災害救済基金が影響を受け、約2,000件の長期復興プログラムが停止されることになると明言した。
それだけでなく、テネシー州ウィルソン郡の学校、ニュージャージー州の老人ホーム、フロリダ州の数百万ドル規模のプロジェクトなど、多くのインフラ再建プロジェクトが遅延するリスクにさらされている。
米国政府も閉鎖期間を経験しており、米国史上最長はドナルド・トランプ前大統領の政権下で35日間(2018年後半から2019年初頭)だった。これは政府支出法案をめぐるトランプ氏と米国議会の意見の相違によるものだ。
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