新たなアプローチが必要
ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は昨日(9月4日)、ルスラン・ステファンチューク国会議長に辞表を提出したと発表した。この決定は、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が前夜、レズニコフ氏の後任にルステム・ウメロフ議員を指名したと突然発表したことを受けて行われた。キエフ・インディペンデント紙によると、ゼレンスキー大統領は理由を明言しなかったが、ウクライナ国防省は軍と社会に対する「新たなアプローチ」が必要だと述べた。
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ウクライナ国防省はここ数カ月、汚職に関わる一連のスキャンダルに巻き込まれている。しかし、西側メディアによれば、レズニコフ氏自身はこれらの事件に関与していなかったという。ニューヨーク・タイムズによれば、ウクライナ国防省に対する非難は西側諸国からの資金援助とは関係がなく、ウクライナが国家予算から購入した軍事物資や装備の契約に関するものだという。
ルステム・ウメロフ氏(右)がオレクシイ・レズニコフ氏(左)の後任としてウクライナ国防大臣に指名された。
数々の政府要職を歴任したレズニコフ氏は、2021年11月にウクライナの国防相に任命された。紛争勃発以降、57歳の同国防相は国際舞台でウクライナを代表する著名な人物となり、西側諸国の支援を受けた多くの最新兵器をウクライナが受け取るのに貢献したことで称賛されている。
戦争への影響は?
ウクライナにおける国防大臣の役割は、特に戦時においては限られていることを考えると、レズニコフ氏の後任が戦場に大きな影響を与える可能性は低い。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、作戦を統括するのはロシア軍のヴァレリー・ザルジニー司令官であり、全体的な戦略はゼレンスキー大統領が率い、他の軍や民間の指導者も参加する司令部「スタフカ」の定期会議で決定される。
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過去18カ月間の国防省指導部の役割は主に調達に関連したものであり、それがレズニコフ氏が海外での会議やカンファレンスに出席することに多くの時間を費やしてきた理由の一つである。
レズニコフ氏に代わって就任したのは、やはり戦争が始まって以来重要な役割を果たしてきた若い人物だった。 AFP通信によると、ウメロフ氏(41歳)はクリミア・タタール人で、2019年に国会議員に選出される前は通信事業に携わっていた。戦前は野党に所属していたが、後に大統領特使となり、2022年9月に国有財産基金の責任者に任命された。ウメロフ氏は、黒海を越えた穀物輸出協定など、ロシアとの多くの交渉を行ったウクライナ代表団に加わっていた。
ウメロフ氏は2020年以来、ロシアが2014年に併合したクリミア半島の奪還戦略を策定するタスクフォースのメンバーを務めている。今週議会で承認されれば、同氏はウクライナ政府に所属する多くのクリミア・タタール人高官の中で最高位の役職に就くことになる。これは、ウクライナがクリミアを奪還する決意の表れとも見られている。
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ロシアとトルコの首脳がソチで会談
タス通信はアンカラの情報筋の話として、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領と国連の新条件に基づく穀物協定の実現可能性について協議する予定であると報じた。情報筋によると、9月4日にロシアのソチで行われる会談で、両首脳はトルコの参加を得て国連が起草した新たな提案を慎重に検討する予定である。
国連の新たな提案には、欧州で資産が凍結されているロシアの食品生産者への制限を解除する交渉の可能性も含まれていると、サバハ紙が9月3日に報じた。さらに国連は、ロシアからウクライナへのアンモニアパイプラインへの被害を評価するための措置を講じるよう勧告した。ロシア農業銀行(ロッセルホーズバンク)を国際決済システムSWIFTに再接続することも最新の提案の1つです。
カイン・ヌー
ロシアがオデッサを攻撃
ロイター通信によると、ウクライナ南部オデッサ州のオレフ・キペル知事は昨日、ロシアが同日早朝、イズマイール港のインフラを狙った大規模なドローン攻撃を実施したと述べた。当局者は、約17機の無人航空機が破壊されたが、そのうちのいくつかは落下し、多くの倉庫、製造施設、機械、農業機械に損害を与えたと述べた。
ウクライナ外務省報道官オレグ・ニコレンコ氏は、複数の無人機がルーマニア領内に落下し爆発したと述べたが、ルーマニア国防省は直ちにこの主張を否定した。ルーマニアはNATO加盟国であり、同国への攻撃はNATOの集団防衛メカニズムを発動させることになる。
ドナウ川沿いのイズマイール港は、黒海協定の崩壊以来、ウクライナの主要な穀物輸出拠点となっている。ロシアはこの事件についてコメントしていないが、9月3日には同じくドナウ川沿いにあるレニ港を無人機で攻撃し、ウクライナ軍の燃料貯蔵庫を破壊したと発表している。
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